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『ユニクロ』(著・杉本貴司さん)を読んで:”のようなもの”になってしまわないために
こちらの記事が本を読むきっかけになりました。
何年後かに、この記事を読み返す自分に向けて、この本を読んだ「今」の僕にとって強く印象に残ったことを書き残しておきます。
世界展開が失敗続きだった根源的な理由が「ユニクロとはなにか」を伝えられなかった点にある
強く印象に残ったのが「ユニクロのようなもの」でした。Kindleで検索してみると6度、登場しています。
「ユニクロ」と「のようなもの」を分つには、「ユニクロとはなにか」がハッキリと言語化できていなければならない、そしてそれが会社全体の共通の認識になっていなければならない。それを痛感しました。
そもそもユニクロのすべてを詰め込んだ売り場には、商売のすべてが存在するというのが柳井の哲学だ。
「売場とは小売業にとっての唯一の収益実現場所」
「売場とは社員全員の鏡。自分と自社の真の姿が映る」
「売場とは成績表」
「売場の基準とは一番厳しいお客様の基準」
「売場には『あなた』という人の姿勢が表れる」
起業家に向けたメッセージ。
「上場やバイアウトがゴール? そんな引退興行みたいなことで満足していていいのか」
この本の中で一番、心震わされたのが柳井等さんのこの言葉でした。
「ええか。失敗するんやったら俺が生きているうちにせえよ」
この本で何度も登場するこの本、『プロフェッショナルマネジャー』
この本、ずいぶん昔に読んだ記憶があるのでブログを検索したらこんな記事がHITしました。
ナマで永守さんのお話を聞いていたんですね。それはさておき、この本には付録として柳井さんの ”「創意」と「結果」7つの法則”も掲載されています。
2004年の柳井さんの言葉です。
世界一の企業になるために、今どんな人材や組織が必要で、何を実行すべきかを考えることを、僕は心から楽しんでいる。
本を読み終えて検索していたらこんなページを見つけました。
ここからユニクロが始まったのかー、って。いずれ訪れてみたいと思いました。
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