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鎌倉投信ウオッチ #166 / 結いだより 第168号 を読んで (2024年2月末)

#鎌倉投信  さんの運営する投資信託 #結い2101 を月次で定点観測しています。

https://www.kamakuraim.jp/

最初に、鎌倉投信さんの大きな特徴の一つとなっている月次レポート=「結いだより」を読んでみます。

https://www.kamakuraim.jp/news/detail/---id-1901.html


結いだより 第168号を読んで

第168号の巻頭は「目標リターン・リスクについて」です。

「結い 2101」目標リターン・リスクについて

最重要なのはこの箇所です。

◆目標リターン(信託報酬控除後)
基準価額が長期的に年率4%以上成長すること

◆目標リスク
基準価額の変動リスクを年率10%以下に抑えること
※上記はあくまでも目標であり、将来の運用成果を保証するものではありません。

目標リターン、お気づきでしょうか。結い 2101は特定の株価指数に連動を目指しているインデックスファンド(パッシブファンド)ではありません。いわゆるアクティブファンドです。この界隈では「アクティブファンド=株価指数を上回る成績を目指すもの」という認識が蔓延っています。

結い 2101はその認識とは異なった目標を掲げています。株価指数がどうなろうが、長期で見て年率4%を目指しているのです。今回のコラムでも説明されているように「毎年4%」というわけではありません。

年によって基準価額の騰落率が4%を上回ることもあれば下回ることもありますが、長期的にみて年率4%の水準で推移することを目指して運用しています。

長期的にみて年率4%の根拠は次のように説明されています。

業績成長の物差しとしてROE(株主資本利益率)に着目し、具体的には、ROEが安定して5%を上回ると期待される「いい会社」を選定しています。投資先企業全体で5%以上のROEを達成できれば、運用管理費(信託報酬)※の1%控除後でも、年率4%以上のリターンを達成できる可能性が高まると考えています。投資先の中には事業環境の変化などにより5%以上のROEを達成できていない企業もありますが、そうした企業には対話を通じて収益性の向上を促しています。

リスクについても詳しく丁寧に説明されています。

リスクとは、危険性のことではなく、価格の変動幅のばらつきを指します。正確には、標準偏差(ボラティリティ)と表現します。
投資信託では、価格が上がったり下がったりする幅のばらつきのことをリスクといい、数値で表示することで、商品間のリスクを比較することができます。

過去の値動きを国内の株式市場全体とも言えるTOPIXと比較して次のように説明されています。

値動きが安定している「結い 2101」は、急落局面に強いことが見て取れます。
その反面、急激な値上がり局面では値上がり幅は限定的になる傾向があります。

リスクを強く意識した運用を行なっている理由が述べられています。

資産をつくるには時間がかかります。
鎌倉投信では、長期にわたって資産形成に取り組めるように、安定性を重視した「結い 2101」をつくり、運用しています。
一時的な市場の動きに一喜一憂せずに、安心して「結い 2101」で資産形成に取り組んでいただけたら嬉しい。

今年初めから日本の株式市場は急ピッチで上昇しています。こういう局面になると「そろそろ下がるかも」ということで”利確”したくなったりするものです。そうした行動は結果的に上手くいくかどうか、適切な判断であるかどうか、はわかりません。短期の値動きにソワソワしないように、長期でじっくり取り組みましょうという鎌倉投信さんの想い、僕はそう理解しています。

「市場平均に勝った、負けた」ではない。鎌倉投信さんの揺るがぬ哲学、ポリシーを感じるコラムでした。

ゆいめーる セミナー「古都鎌倉の100年古民家で考える。あなたと未来、あなたと社会をつなぐ投資。」の感想紹介

鎌倉でのセミナーにご参加された方の感想が紹介されています。

・すでに「結い 2101」にはお世話になっていますが、鎌倉の古民家を本社社屋として使用しているという事を知り、一度は訪問してみたかったので、よい機会を設けていただき、ありがとうございます。あらためて鎌倉投信の本社を訪れて、本社の雰囲気が鎌倉投信の投資哲学と相通じるモノがあると思いました。流行を追わず、日本に本当に必要とされる「いい会社」に投資するという鎌倉投信の哲学を具現化している本社でした。

鎌倉にまたお邪魔したいなあ、という気持ちが増幅させられましたw

商品ページ公開のお知らせ

ホームページに、はじめて「結い 2101」へ投資する方向けのページと、「結い 2101」の理解をより深めたい方向けのページを公開しました。

はじめての方向けのページです。

https://www.kamakuraim.jp/about-yui2101/

最初のメッセージは”未来のことを考えると「いい会社」にこそ託したい

そう、投資の果実は未来からもたらされます。果実をつくってくれるのは投資を通じて関わる会社の皆さんです。

理解をより深めたい方向けのページです。

https://www.kamakuraim.jp/about-yui2101/concept-yui2101/

最初に現れるメッセージは”あなたと社会、あなたと未来を結ぶ投資信託

ここでも「未来」が出てきます。また投資の果実は、社会から必要とされるからこそ得られるもの。社会で大切な価値を実現、提供できる会社がよりたくさんの果実をもたらしてくれるのだと思います。

第15回「結い 2101」受益者総会®

今年の受益者総会は京都。僕はFC東京の試合日程次第です。行けたらいいな。

積立サービス、毎月5,000円から始められます

2010年3月にファンドが設定されて以来、毎月コツコツ自動的に追加投資するサービスは最低金額が10,000円となっていました。その最低金額が5,000円に引き下げられました。始めやすくなりましたよね。

この知らせを受けて、昨年7月から毎月の投資額をちょっぴり増やしています。より多くの人に参加してもらいたい、鎌倉投信さんの想いに共感したからです。

今回の結いだよりも読み応えたっぷりでした。結いだよりをつくってくださった皆さん、鎌倉投信さんはもちろん、いい会社のみなさんにも深く感謝です。

ポートフォリオ

2024年2月末の状況です。

2024年2月末

https://www.kamakuraim.jp/yuibiyori/detail/---id-1893.html

前月末です。

2024年1月末

株式の投資先は69社、前月末から1社増です。

投資先数は、 新規に1社投資したことにより前月末から1社増えて74社となりました(開示基準に達していない投資先は1社)。

鎌倉投信さんが選んだ「いい会社」が1社、増えたようです。投資先のテーマ、1月末と比べると「匠」が23社から24社になっています。新しく加わった「いい会社」は「匠」の観点で評価されたと推測されます。

どんな会社なのか、楽しみですね。発表を待ちましょう!

受益権総口数・純資産総額

受益権総口数は、投資信託に資金が流入しているか、流出しているか、を示しています。資金が流入する、継続的に資金が流入している=受益権総口数が継続的に増え続けている投資信託は、その投資家(受益者)からの信頼を継続して得ている、その信頼が深まっていると推測することが出来ます。結い 2101 のこれまでの経過です。

2024年2月は、前月末比で受益権総口数が減少。ファンドからの資金純流出となりました。4ヶ月連続です。次回は資金純流入となることを願っています。

キャンペーン「1% for Diversity & Inclusion~100分の1がつくる未来~」とは?

鎌倉投信さん創業以来、はじめてのキャンペーン。キャンペーンをきっかけに新しくご参加される方がふえることを願っています。

口座数の推移

結い 2101 は、銀行、証券会社で買うことはできません。鎌倉投信さんで口座開設した人のみ、買うことができる、「直販」の投資信託です。鎌倉投信さんに口座をお持ちの方の人数の経過です。

2024年2月末、前月末比で5人減、2023年2月末との比較では63人増となっています。

積立サービス をご利用されている方の人数の推移です。

僕もお世話になっている一人です。もう10年以上続けています。このサービスを利用しつつ、たまーにこれとは別に買い足ししています。

積立サービスが毎月5,000円からになったことで、サービスをご利用される受益者が増えることを期待しています。2024年2月は口座数こそ5人減となりましたが、積立サービスご利用者が30人増となりました。これは嬉しいですね。もちろん、僕自身は、これまで通り追加で買い増していきます。

鎌倉投信さんのイベントにご参加されてはいかが?

イベントは以下のページでご案内されています。

https://www.kamakuraim.jp/events/

今月の『結いだより』の最後のページで紹介されていました。

鎌倉投信の小学生向けの起業家体験・投資教育活動の紹介

齋藤さんのポストの言葉

これからの日本をつくる子供たちが、未来と企業に対して悲観と不信ではなく、希望と信頼を持つことが日本を元気にする。

投資の果実は未来からもたらされる。どんな投資をしたか、が未来を決めるんですよね。

鎌倉投信の皆さんとつくったポッドキャスト、ぜひ

鎌倉投信の鎌田社長、長田さん、杉本さん、齋藤さんとご一緒に「投資って何ですか」という問いをテーマにしたポッドキャストをつくりました。ぜひお聞きになってみてください。

パフォーマンス

パフォーマンスについて、ローリングリターンに注目します。

5年リターンの推移です。

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