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投資とは「良いと判断したものにお金を投じること」。だから、ベンチマークなんて要らない。 #鎌倉投信

#鎌倉投信  さんの月次レポート『結いだより』。毎月とても楽しみにしています。2020年1月末時点の最新号が昨日、公開されました。

最後のページの運用コラム

アクティブ運用とベンチマークの関係

がとても印象的でした。

鎌倉投信さんは、自分たちが「いい会社」だと判断できる会社にのみ投資をする、「アクティブ運用」のサービスを顧客(投資家)に提供しています。コラムにもありますが、一般に

アクティブ運用とは主にベンチマークを上回るリ ターン(超過リターン)を目指す運用をいいます。

日本の上場企業の株式を対象にした運用において、ベンチマークはTOPIXがほとんどです(マスメディアでよく取り上げられる日経225をベンチマークにしているケースはほとんど見かけません)。TOPIXが東証一部上場企業全ての株価を反映しているからです。

鎌倉投信さんは、アクティブ運用でありながらベンチマークを設定していません。

その理由として、

純粋にいい会社に投資するため

と説明されています。

長く鎌倉投信さんにお世話になっている身としては、一切の違和感なく「その通り!」と思います。

市場平均、市場全体との優劣、ベンチマークに勝った負けた、というのは「投資」にとっては結果論に過ぎません。

良い会社の株式を持つ、オーナーになる。その会社の事業を通じて社会の役に立つ、問題を解決する、関係者を喜ばせる。その結果、会社は利益を生みだし、価値をつくりだす。その様を市場が評価し、株式に価格を与える。価値をつくりだし続けることの出来る会社は、長い目で見れば市場から相応に評価され、その会社の株式の価格が騰がり、オーナーは報われる。「投資」とは、こういうものだと思うのです。価値をつくりだし続けることの出来る会社への「投資」は、長期で見れば、ほぼ間違いなくプラスのリターンをオーナーにもたらすはずです。

いい会社を選び出そうとするアクティブ投資を、選ぶことを放棄したインデックス運用とその運用結果で比較することに意味がないとまでは思いませんが、その優劣を基にして、それを主な材料として、お金を託すか託さないか、を判断するなんてナンセンスだと私は思っています。

結論:ベンチマークなんて要らない。

鎌倉投信さんが調査や分析を重ねて選び出してくれたいい会社との縁や関係を深めていくことで、喜びやたのしみを感じていきたい、そう思っています。

このサークルで実現したいことも、そんなことです。

サポート頂いた際は、TableforKidsへの寄付に使わせていただきます。 https://note.com/renny/n/n944cba12dcf5