#異動辞令は音楽隊! で「セッション」「ええとこ探し」「贈与」を学んだ
隣の席で鑑賞されていた女性がエンドロールの途中でおっしゃいました。
「セッション」ですね!
#異動辞令は音楽隊 ! の完成披露試写会にお招きをいただき参加してきました。
出演者や監督が御登壇されるこうした機会にお邪魔するのはアラフィフにして初めての体験でした。阿部寛さんはじめとする豪華なキャスト、内田監督と同じ空間に居ることができました。
セッション
この映画から気付かされたことは、何事も「セッション」。一緒に何かをつくろうとしているひとと呼吸を合わせながら、ちょっとでも良いモノを、と自分の持っているものを出し切ること。音楽隊の演奏はもちろんセッションだけれど、阿部さん扮する主人公が30年過ごした刑事の捜査の現場も、そして、家族との日々の生活も。独り善がりになってしまうと「セッション」は上手くいかなくなってしまう。「セッション」の大切さ、面白さに主人公は徐々に気づいていく。
株式投資にもあてはまると思いました。すみません、そっちの方向に持って行っちゃって。株式投資も「セッション」です。投資家がお金だけを持っていても何も始まりません。それを託す相手、それは会社だったり、投資信託だったりすると思いますけど、やっぱりその相手と目線や呼吸を合わせていくことが、より大きな成果になるんだろう、って。
CAST の紹介。その中に最も印象深かった登場人物の写真がありません。
その登場人物は主人公の音楽での「ええとこ」を見つけてそれへの賞賛をごくごくシンプルに、自然に主人公に伝えます。主人公の演奏への最初の賞賛でした。
ええとこ探し
「セッション」を成功させるには、呼吸を合わせる、相手を理解することが大事だと述べましたが、セッションに参加しているメンバーの「ええとこ」がわかっていればいるほど良いな、って思います。日々の暮らしが「セッション」の連続だとすると、身近な人、関わる人の「ええとこ」を探す、見つける、そして、それをごく自然に相手に伝えられる、それはとてもとても大事なことなんだろう、って思います。映画の中で、主人公が上手くいかない状況になっていたのは、周囲の人たちの「ええとこ探し」の姿勢を欠いていたからでは?と思いました。
「ええとこ」を見つけたらそれを自然な形で伝える。それが価値をつくるきっかけになるんだ、それに気付かされました。粗探しばかりでは「セッション」が上手くいくわけがありません。
贈与
主人公に掛けられた賞賛の言葉。それを贈った本人は、おそらく、そんな大そうな贈り物をした感覚は持っていなかったと思います。でも、その賞賛の言葉を受け取った主人公にとってはとてもとても大きな贈り物だったはずです。
ごくごく自然なシンプルな賞賛の言葉が、受け取った人にとってとても大きな励みになることってあるんだなあ、明日への希望や活力になることもある、と学びました。
「いいな」「スゴいよ」「ステキです」シンプルでもその言葉を贈ることで何かが生まれるかもしれない。それは自分の全然知らないところで起きているかもしれない。でも、それでもいいじゃないか、と。
「セッション」「ええとこ探し」「贈与」。
どれも僕にとっては株式投資と密接に関係していることでした。
投資先の会社やファンドとの「セッション」を意識し、それを良いものにするためには、粗探しよりも「ええとこ探し」。「ええとこ」が見つかったらそれを賞賛して発信する。それが届いてこそ、ではあるんですけれど、贈り続ける、発信し続ける。そうすることで届く可能性が高まる。何かが生まれる・・・かもしれない。
映画のタイトルから、もっとコメディーなタッチなのかな、と事前に予想していたのですが、少し違っていました。もちろん、クスッと笑えるところはたくさんあるのですが、ヒューマンドラマと感じました。
とても印象深い体験となりました。
素晴らしい機会を提供してくださった関係者の皆さんに深く感謝です。
素晴らしい映画でした!
ミッドナイトスワン、まだ観ていないので観なきゃ!
大事なことをここまで書いてませんでしたね。
音楽って素晴らしいですね。音楽隊の皆さんの演奏、ステキでした!
この映画に特別協賛されたのが レオス・キャピタルワークス さんです。
エンドロール、制作 のところで 藤野英人さんのお名前が。
制作委員会のところでも レオスの皆さんのお名前が。
ごく短い賞賛の言葉がその人の未来を変えることがある。
最も短い賞賛の言葉は「ありがとう」かもしれません。
投資で未来は変わる、そう思っています。