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投資方針は、目的地・目標に向かうための地図であり、コンパスです
昨日参加したオンラインイベントです。
イベントでは、ゲストのセロンさんのコツコツ投資による資産形成のこれまで、をお聞きしました。セロンさんは5年前に出版された、竹川美奈子さんの「臆病な人でもうまくいく投資法 お金の悩みから解放された11人の投信投資家の話」に登場された投資家のお一人。
2010年に就職されて以来、投資信託にコツコツ投資を継続されています。
本の中でも紹介されていますが、ご自身の投資方針を書き出した「投資方針書」を作成され、その方針に則ってコツコツ投資、資産形成に取り組まれています。
投資方針の一つとして紹介されていたのが、以下の資産配分です。
この比率は本の出版から5年経った今も堅持されているとのこと。
10年以上コツコツ投資による資産形成を続けられた大きな要因が、この投資方針、投資方針書の存在だったのだろう、と感じました。セロンさんの場合、いつまでにいくらという明確な目的地も方針書には示されています。その目的を目指すための地図、コンパスの役割を投資方針書が果たしているってことですね。
さて、我が身を振り返ってみると、、、
投資方針みたいなものを書き出してみたことは随分前にあったような記憶もあるのですけれど、、、記録が見つかりません!
毎月の定点観測では、こんな具合に資産配分を確認しています。
しかし、これは何かの方針に則って、基づいているものではなくて、結果としてこんな感じになっています、という程度のものです。
15年前はこんな感じでした。
色々と変遷?を経て、今の場所に落ち着いています。その理由の一つは、僕自身、いつまでにいくらの資産を、という具体的な目的地を持っていないからかもしれません。
死ぬまで株式投資家であり続ける
これが僕の今の目標です。ですので、日本株式が何%で、外国株式が何%で、ということはあまり気にならなくなりました。債券はポートフォリオの中に入っていますが、追加したいとは思っていません、だって「債券」ですもの。
今現在の僕の投資方針を書いてみると、こんな感じです。
この人たちにお金を託してみたい!
そう感じられる投信会社、チームに僕の資本配分をお任せする。
そのチームがどんな調査をしているか、どんな判断を行って、投資先の会社を選び出しているか、また投資先の会社とどんな対話を持っているか。
チームの皆さんが投資家の為に為した行動を報告、発信、伝えようとしているか。
これらの点を定期的に観測することで、引き続き、お任せするべきかを自分で判断する。
これが僕の現在の投資方針です。
この投資方針を実行するためには、投信会社の皆さんの価値観、考え方、実際のプロセス、プロセスを通じてどんな会社に投資しているか、をしっかりと把握する必要があります。その意味で「月次レポート」は、僕の投資方針にとって、非常に大切なものです。丁寧に発信しようとしている、伝えたい姿勢を感じさせる投信会社はどこか、毎月、投資している投資信託を中心に確認することが、僕の投資方針の実践そのものです。
投資方針は人それぞれで良いと思います。人それぞれ違うのが当然でしょう。現在地も目的地も人それぞれでしょうから。
また、ガッチリ堅持するのも素晴らしいし、(あんまりコロコロ変えるのもどうかとは思うけれど)何かのきっかけで変更するのだって全然悪いことじゃない。
ただ、自分の目指す目的地や目標に向けての地図やコンパスになるものですから、自分はどんな投資をしたいか、を「自分で」考えることが大切だと思います。
僕の投資方針はまったく参考にならないと思いますが、この投資方針があるからこそ、日々の投資を楽しめているのだと思っています。