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農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね のパフォーマンスを"ZETTAI"視点で確認してみた2024年12月末

元日の記事です。

2025年のモットーの一つが ZETTAI です。

ZETTAIとは、何かと比べてああだ、こうだではありません。絶対的にどうか、ということです。

投資のパフォーマンスの文脈で言えば、投資した元本が時間が経過して何倍になったか、がZETTAIです。


ZETTAIの計算方法を具体的にご説明

この場合、どのくらいの期間が経過しているか、を考慮しなければなりません。5年で2倍になったのか、10年で2倍になったのか、で大きく違います。

そこで期間の要素を公平にするために年率換算します。

5年で2倍を年率換算すると、年率14.86%ということになる一方、10年で2倍を年率換算すると 年率7.18%となります(72の法則です)。

こうして計算された年率換算の利回りで10年経過したら元本は何倍になるか、その数値をこの記事では、"ZETTAI"と呼ぶことにします。

僕が毎月、追加で買い増ししている投資信託 農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね 。

このWebサイトで提供されているヒストリカルデータをつかってZETTAIの推移を確認してみました。

手順は

  1. 営業日ごとの分配金再投資基準価額が 2024年12月30日(年内最終営業日)で何倍になっているか計算する

  2. 営業日ごとの経過日数を年に換算する

  3. 年率換算リターンをExcelに計算してもらう

  4. 3で得た年率換算リターンを10乗する → ZETTAI

3年は保有しておきたいよね、という思いからグラフの右端は3年前、2021年12月30日としています。

おおぶね ZETTAI 2024年12月末

ほぼ全ての投資信託の月次レポートに載せられるのがこのグラフです。

ZETTAIのグラフとは大きく違っていますね。

ありふれたどこのファンドも発信しているグラフは設定時から今を見ているものです。一方、ZETTAIは、あるタイミング(今)からこれまでの経過、過程を振り返っています。その出発点の違いがグラフの形状に表れているのだと思います。

さて、上のZETTAIのグラフ、対象にしたデータの数は 1,096 です。ZETTAIの分布はこんな感じです。

2024年12月末時点ではZETTAIが4倍を下回ったのは12期間のみでした。

なお、ZETTAIが最大となったのは2020年3月24日、9.16。コロナショックで大きく株価が下落したあのタイミングです。あの日に買い付けていれば、2024年12月末時点まででは、年率換算すると24.80%となっています。

注意しなければならないのは、これは2024年12月末の基準価額をもとにした計算だということです。基準価額が下落すればZETTAIも当然、減少します。

この種のデータを示すと、こんな疑問をお持ちになるのでは?

米国S&P500指数に連動するファンドならどうなっているのか?

わかります、でも、僕は計算しません。ご興味ある方は、ぜひご自身で確認してみてはいかがでしょうか。

米国S&P500指数に連動するファンドならどうなっているのか? という問いは、ZETTAIではなく相対です。

僕個人の評価ですが、上で確認したパフォーマンスは上々、大満足です。それに加えて、おおぶねを運営されているNVICさんからはさまざまな学びの機会もいただいています。

ですから、わざわざ自分の時間を割いてまでS&P500について検証しません。そこに時間を使うなら、投資している会社のことをもっと知ることに時間を使いたいわけです。

金融資産だけでなく、知的な刺激、関心の広がり、発見という資産を得られています。それらの資産が、おおぶねを保有すること、追加取得することへの納得感につながっています。

何かと比べるのではなく ZETTAI という観点で、今後も、色々と確認してみようと思います。

パフォーマンスはどこまでいっても数値ですからね、その確認にかける時間は極力減らしたいと考えています。

サブスクメンバーの皆さんにはこの記事を作成するためのExcelファイルをご案内します。

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