おおぶねJAPAN(日本選抜)、おおぶねグローバル(長期厳選) ウオッチ #22
農林中金バリューインベストメンツ (NVIC)さんが設定、運用する2つのファンド、おおぶねJAPAN(日本選抜)、おおぶねグローバル(長期厳選)。
この2つのファンドについての定点観測です。
おおぶねJAPAN(日本選抜)
受益権総口数・純資産総額
ファンド自体は2019年12月に設定されていますが、公募販売が実質的にスタートしたのは昨年4月なので起点は3月末です。
22ヶ月連続で受益権総口数は前月末比増加、資金純流入です。
投資先上位10社・上位10業種・アクティブシェア
最新の月次レポートです。
https://www.nvic.co.jp/data/fund/obune_japan/id200001_report1_220216.pdf
上位10社に、初登場の会社は2社。 #クラレ さん、 #オリエンタルランド さん。オリエンタルランドさんは一度、月次レポートで詳しく紹介されていました。
https://www.nvic.co.jp/data/fund/obune_japan/id200001_report1_211015.pdf
受益者限定のメンバーズカンファレンスでも取り上げられていました。
2022年1月末の上位10社でトップ10に最多登場は #クボタ さんです。
クボタさんも月次レポートで詳しく紹介されています。
https://www.nvic.co.jp/data/fund/obune_japan/id200001_report1_210216.pdf
投資先は80社、2021年12月末から増減ありません。
「原則として各銘柄のウェイトに差は設けません」とのことですので、トップ10に入ることに大きな意味があるわけではないようにも思います。
上位10社のメンバーですが、2021年12月末比で7社が入れ替わり、昨年1月末比で8社が入れ替わっています。
上位10社の日経225との重複ですが、6社となっています。2021年12月末と比べると1社増です。
パフォーマンス
1年リターンの推移です。
コツコツ投資の実際
僕自身のコツコツ投資の実際のところです。実は間違えて2020年4月に2回買付しています。2月9日に24回目の投資実行。時価は投資累計額に対して +9.6% となっています。前回の買付時は +13.4%でした。
ゆっくり、じっくり、のんびり旅を楽しむかのようにお付き合いしていきます。
おおぶねグローバル
受益権総口数・純資産総額
こちらも22ヶ月連続で、受益権総口数が前月末比増加、資金純流入となっています。
投資先上位10社
最新の月次レポートです。
https://www.nvic.co.jp/data/fund/obune_global/id401002_report1_220216.pdf
投資先数は2021年12月末から増減なしの26社です。
上位10社のメンバーですが、2021年12月末比では6社、昨年1月末比では7社、入れ替わっています。
日本の2社 #セブン&アイ・ホールディングス さん #セコム さんは2022年1月末、2021年1月末ともにトップ10入りしていますね。
パフォーマンス
1年リターンの推移です。
コツコツ投資の実際
こちらも間違えて2020年4月に2回買付しています。2月10日に24回目の投資を実行。時価は投資累計額に対して +16.5% となっています。前回の買付時は +22.4%でした。
ゆっくり時間をかけながら「企業価値増大を楽しむ投資」を続けていきます。
PBR =PER x ROE
この2つのファンドのレポートには”ポートフォリオのバリュエーション水準”というデータが毎月載せられています。
そこで思い起こされたのが、この記事です。
PBR を 因数分解すると
PBR (株価純資産倍率)= PER(株価収益率) x ROE (株主資本利益率)
です。
ポートフォリオの特性に、PBRとPERが記載されていれば、ROEも算出できるわけです。
そこで、2020年4月末以来の推移をグラフにしてみました。
ROEと平均時価総額をグラフにしました。
折れ線グラフがROEです。これを見ると、おおぶねグローバルの投資先のROEは約18%に対して、おおぶねJAPANの投資先は10%をちょこっと超える程度。日本の会社のROEが相対的に低いことが見てとれます。
2022年1月末の日経平均 指数ベースでは
PBR (1.77) = PER(15.92) x ROE (11.12%)
ということになりますね。
加重平均だと ROE は9.17% となります。
TOPIXの2022年1月末 おおぶねJAPANの月次レポートの数字で計算すると
PBR (1.17) = PER (12.72) x ROE (9.20%)
米国の会社を主な投資先としている『農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね』の定点観測はこちらです。
これまで投資先の詳解が掲載されていた月次レポート、2022年からメンバー限定となりました。
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おおぶねJAPAN、おおぶねグローバルの定点観測、前回の記事は↓↓です。
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