「寄付」も「投資」の一つのかたちだとすると、たっぷりの時間をかけることが大切。
昨日、こんなキャンペーンを始めてみました。
#TableforKids というプロジェクトの存在を伝えるキャンペーンです。
ちなみに、キャンペーンで既に寄付されている1,000円は僕自身です。
「Table for Kids」(子どもの「食」応援クーポン事業)は、経済的なご事情を抱えた子育て家庭に対して、まちのお店(飲食店・商店)の所定のメニューや商品で利用できるデジタル通貨(ポイント)を付与し、新たな「食」の支援に取り組んでいます。
デジタル通貨は、スマートフォンのアプリを通じて付与されます。現金給付と違い、ポイントで支給することで、目的外に使用されることがなく、確実に必要な支援を提供することができます。
寄付は投資の一つのかたちだと考えています
色んな考え方、捉え方があると思いますが、僕は、寄付は投資の一つのかたちだと考えています。
投資とは、いまこの瞬間にエネルギーを投入して、未来からのお返しをいただくこと
藤野英人さんの著書、”投資家が「お金」よりも大切にしていること”からです。
「現在の資産(時間、才能、お金)を投下することで、将来的により大きな資産(時間、才能、お金)を得ようとすること」
奥野一成さんの著書、”15歳から学ぶお金の教養 先生、お金持ちになるにはどうしたらいいですか?” からです。
寄付は、お金というエネルギーを「いま」「現在」投入、投下しますし、「未来」「将来」こんな社会になってほしいという願いを込めるものですから、「投資」と捉えることができると思います。こうあってほしいという社会が「お返し」「より大きな資産」だと考えられます。
この中で、「いま」「現在」そして「未来」「将来」という時間が出て来ます。投資の果実が実るまでは時間が掛かる、場合によっては沢山の時間を要するものです。
引き合いに出すのはどうか、とも思うのですが、僕自身の株式「投資」(投資信託を通じた)のこれまでの道程はこんな感じです。
赤い線のグラフがその時々の僕の資産の時価です。赤い線が青の面積の中にめり込んでいる状態は、投資した金額よりも時価が低い、評価損の状態です。この状態が4年以上続いたことがあります。幸いにもその後評価損は無くなり、ここ数年は評価益状態が継続しています。
投資の成果を享受するには時間が必要、それを身をもって体験、体感しています。
ふと、思ったのです。
寄付も投資の一つのかたちだとしたら、時間が大切なのではないか、と。
寄付はお金の使い方として意義あるもの。
それは分かっているけれど、ある程度、資産を積み上げてからじっくり考えよう。
それが普通かもしれないし、実際、僕もそんな感じであるのは確かです。上のグラフのように、ぼちぼち順調に資産形成することが出来ているから寄付への関心が高まったという面はあると思います。
これまで寄付を実際に行ってきたのは、いますぐに必要だろうという、災害の復興支援、コロナ禍への対応、緊急性の高そうと感じる分野で活動する団体でした(実際には復興支援もコロナ禍への対応も時間を要するものなのですが)。
もっと長い時間軸で「投資」の一つのかたちだと意識しながら、「寄付」を考えてみる。
寄付を通じて手にしたいこと「お返し」「資産」を得るのには、多くの時間が掛かる。
寄付も時間を味方に付けなきゃ。少額の寄付であっても時間を味方に付けることで「複利」の効果が出るのじゃないか。
そんなことを考えています。
投資と寄付をボーダレスに
Shimoyamaさんのブログからです。
”投資と寄付をボーダーレスに”、大賛成です!
TableforKids を運営されている関係者の皆さん、僕のキャンペーンのご紹介、ありがとうございました!