『資本主義の中心で、資本主義を変える』の著者、清水大吾さんにインタビューして考えたこと
投資家のrennyと申します。株式投資歴20年超。会社員でもあります。
書店も営業しています。神保町と蔵前に本棚一つの「一棚書店」です。
詳しくは こちら をご覧ください。
一棚という制約があるため、並べる本は厳選しています。
その厳選の一冊が『資本主義の中心で、資本主義を変える』です。
本の著者、清水大吾さんにインタビューの機会を頂きました。インタビューは以下のポッドキャスト、記事でお聞きになれます。
資本主義って何か、この問いにいつ向き合い始めるか
清水さんのインタビュー後半で、本を出版された後の反響についてお聞きしています。大学生から多くの感想が寄せられているそうです。しかも、そのほとんどがとても熱いメッセージとのことでした。
資本主義って何か、この問いにいつ向き合い始めるか。その機会を人生のどの時期で得られるか。これがとても大きい、と感じました。
というのも、僕自身、この問いに向き合うのがとても遅かったように感じるからです。「向き合う」の定義にもよりますが、僕はおそらく2015年くらいだと感じます。
大学を卒業した1995年に上場会社に入社し、2003年には投資信託を買い付け始めて株式投資を始めていました。でも、向き合えていなかったように思います。
なぜなら、投資とはどんな行動、行為なのか。そして、投資の成果はだれが産み出し、どのようにもたらさせるのか、この2つの問いをちゃんと考えたことが無かったからです。
資本主義は、資本をどう割り当てるか=投資で決まる。そう考えています。投資することで手にした資産が、さらなる資本を産むかを決めます。そもそも、資本をどう手にするのか、を決めるのもまた投資。
米国、日本、欧州、アジア。それぞれで実現している資本主義の形は違っていますが、その多くはこれまでの「投資」の蓄積の結果でしょう。
2つの問い。これに向き合い、折々に考えをめぐらせ自分なりの答え、認識のアップデートを試みる。資本主義を活用するのに必須の構えだと考えます。
そう考えると、この2つの問いに早く出会うことがとても大事。中学生は少し早いかもしれません。でも高校生になれば出会っておきたいところ。
とても悩ましいのは、その問いを考えるためのヒント、フレームワークを上手く授けることができる人が極めて少ないということです。
従来の学校教育では意識されていなかったこともありますし、今、漏れ聞こえてくる「金融教育」もどこか(かなり?)ピントがズレているようにも感じます。
学校というインフラを使いながら、問いとの出会いをつくり自分で考えるためのフレームワークを授ける人は、学校の外側から招く。そんな仕組みが必要だと僕は考えています。
1/3 (3分の1)資本主義
ポッドキャストで配信しているエピソードに加えて、清水さんへのインタビューをもう一本(約40分)収録しました。
その中では、清水さんと「1/3 (3分の1)資本主義」のお話のほか、本が出来た経緯、現在のお仕事についてお話をお聞きしています。
「1/3 (3分の1)資本主義」については、清水さんのこの記事をご覧ください。
この40分のインタビューは、Reading As Investingの本棚から『資本主義の中心で、資本主義を変える』をお買い上げのお客様限定でお届けします。
限定コンテンツの入手方法は、本の後ろの見開きに貼り付けた封筒に封入のカードをご覧ください。
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