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"永守さんに働いてもらおう" #教養としての投資

イベント等で何かとお世話になっている、かえるさんのブログです。

個別株であれ、投資信託であれ、
世の天才やすごい企業、すごい経営者に投資することができるんです。

かえるさんのこちらの記事、こちらの本をお読みになって書かれた、と。

この本の中で出てくるのが

永守さんに働いてもらおう


という言葉です。

日本電産の永守重信さん、ソフトバンクグループの孫正義さん、信越化学工業の金川千尋さんなどは、いずれも日本を代表する著名経営者です。
・・・
でも、そんな人たちでも自分の部下にすることは出来るのです。
方法は簡単で、たとえば永守さんを部下にしたいと思ったら、日本電産の株式に投資すれば良いのです。そうすれば、永守さんはあなたのために経営戦略を練り、さまざまなビジネスのアイデアを考えながら、日本電産の社員を叱咤激励して働かせて、継続的に利益を稼いでくれるでしょう。その利益の一部を持ち分に応じて得ているのが、日本電産の株式を保有している投資家なのです。
ー「1時限目 投資家の思想が人生を成功に導く 34頁」

別の言い方をすれば、永守さん率いるチームと「同じ船」に乗り込むことが、株式を持つことで可能になるのです。その船が、航海のプロセスでどんな価値をつくり出してくれるか、こそが大事です。

永守さんの講演録がこちらの本に収載されています。

2014年5月29日、京大での講義。その最後に学生さんとの質疑応答の内容があるのですが、これがめちゃくちゃ笑

学生 非常にインパクトのあるプレゼンテーションをありがとうございました。モリナガ社長。

永守さん ナガモリね。モリナガっていったらアイスクリームの会社です。

学生 失礼しました。

永守さん 森永のパリパリアイスはうまいな。100円のアイスクリームでチョコレート入ったあれも40周年で私と一緒だから、いつもあれを食べるのですけどね。

学生 失礼しました。

永守さん イナモリでもない、ナガモリです。

と、学生さんを相手にコミカルなやり取りをされる永守さんの人柄を感じました。

この質疑応答の前の講演の内容も、とても個性を感じるものです。

3つの企業理念について語られている箇所で、こんなことをおっしゃっていました。

2つ目は、世の中でなくてはならない製品を供給することです。どうでもいい商品はやりません。あなたのところの商品がなかったら、明日から社会が混乱するという製品をつくります。こんなことをいったら何ですが、明日トヨタの商品がなくなってもだれか困りますか。

これが「高い付加価値」ってことでしょう。

そして3つ目は、1番にこだわることです。私の理念は「1番以外はビリ」です。2番は1番の次ではなく、ビリです。だから、1番にこだわって、何がなんでも世界でトップを目指します。
・・・
いいものは高く買ってもらうという商売をやります。

「圧倒的競争優位性」につながると思います。

企業理念で一番最初に挙げられていたこと、それはぜひ本を手にとってご覧ください。

これは6年前のお話です。最近の永守さんについての記事です。

私が永守さんに関心を持った理由の一つ。それは私の父と同い年、同じ京都生まれ(私も京都生まれですけどね)、ということです。父はもう家業から引退したのですが、永守さんはまだまだバリバリですね。

株式投資ってスゴいな、とあらためて思うのは、こうした刺激にたくさん触れることができる、自分で考えるきっかけをたくさん貰えるということです。

そういう意味で、私も投資にたくさん助けてもらっています。



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