自立した投資家となるために必要なこと
twitter のタイムラインからです。
ろくすけさんが挙げられた
「自立した投資家となるためにはどうしたらいいか」という問い。
先日、こんな記事をつくりました。
僕が自立できているか?という点は、ちょっと横においてこの記事では「大切にしたいこと」を3つ挙げていました。
「社会とつながる株式投資」への意識を高めること
「価値」と「価格」の違いを意識した投資行動
記録を残し、伝えようとすること
この3つのうちで、あえて一つを選ぶとしたら。
自立した投資家になるために。
「価値」と「価格」の違いを意識した投資行動
になる、と考えています。
「社会とつながる株式投資」というのも、非常に大切だと考えています。そもそも、投資のリターンは一体どこから、どうやってもたらされるのか、それを理解するには必須だと思っているからです。
その一方で、「価値」と「価格」との違いを意識することは、株式投資にとどまらない、もっと幅広く必要なこと。「投資家」「株式投資」という範疇を超えて、自立、自分で考えて自分なりの判断を導くことができる一個人として大事なことだと考えるからです。たとえば、時間をどのように使うか、それも一種の投資です。なぜなら時間は限りある資源、資本だからです。その「投資」を判断する際にも「価値」と「価格」(実際にはどれだけの時間を充てるか、なので”価格”ではないかもしれませんが)との違いを考えてみることは有用だと思います。
それゆえ、「価値」と「価格」の違いを意識した投資行動 だと考えています。
ちょっとおかしな妄想をしてみます。
こんな証券会社、金融機関はきっと現れないのですが、たとえば以下のような仕組みの金融機関があったらどうでしょうか。
自分の保有資産の時価を確認できるのは、年に1回、自分の誕生日の時だけ。
それ以外の日に時価を確認するのは「有料」。
さらにその回数が増えるたびにそのチャージが割増される。
この仕組みがあったら、そうそう簡単に時価を確認しようとは思わなくなるでしょう。もちろん、こんな仕組み、まず実現しません。単なる妄想です。
めちゃくちゃ粗い仮説です。
保有資産の時価がいつでも確認できる状況にあるので、保有資産がお金に見えてしまう。保有資産の「価値」を検討する、見つめる(たとえば、投資先の事業の内容や今後の見通しを確かめる)ことなく、そのタイミングでの時価と取得価額を見比べて「儲かった、損した」という「価格」をモノサシにして認知してしまう。
時価はあくまで評価にすぎないのに、それがあたかも「お金」そのものに見えてしまう。
ちょっとこの先どうなるか、色々と不透明なことが増えている気がします。だからこそ、「価値」と「価格」の違いを意識、深く理解、納得しての投資判断、行動の必要性がドンドン増しているように思います。
忍耐、長期的な視点のベースになるのが、「価値」と「価格」の違いのしっかりとした理解、納得だと思います。これが備わっていないと、自立した投資家になるのは難しいのではないか、僕はそう感じています。
このティリングハストさんのお話、大いに参考になると思います、オススメ!
動画は「価値」の話で締めくくられていました。
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