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個別の会社の株式を直接保有することを、自分で選んでよかったと心から感じています

#自分で選んでよかったこと  を 書いてみます。

投資家の renny と申します。「投資家」としていますが、本業はサリーマンです。1995年に就職したので30年弱、サラリーマンで勤続中です。

株式投資を始めたのは2003年ころです。ですから、投資家歴は20年超。2003年4月の長男誕生が株式投資を始めるキッカケでした。以来、ずっと、毎月、いわゆる「つみたて投資」を続けてきました。

「つみたて投資」を始めた当初から、投資対象のメインは投資信託です。20年以上経過した今も、メインは投資信託です。

投資信託はたくさんの株式を保有していますが、その管理を投資会社、ファンドマネジャーに任せることになります。

僕自身のポートフォリオは、約20年、投資信託がほぼ全て、ごくごくわずかにミニ株(株式は持っているけれど株主総会には出席できない)が混ざっている状態でした。

投資信託の中身に数多くの株式が入っているのですが、全て間接的な株式保有だったわけです。

そのような投資をつづけてきた僕ですが、2022年12月まで個別企業の株式に投資しました。それが #自分で選んでよかったこと  です。

投資したのは #note さんです。そう、この記事が載せられているnoteを運営している会社ですね。

僕自身、noteでの発信は2015年1月から始めました。面白くユニークな会社だなあ、とずっと感じていました。働いている皆さんがとても羨ましく思った時期もあります。

会社の株式が上場されていないと、どんなにスキな会社であっても当事者として関わることは難しいものです。

その会社で働きたい!と思っても、条件が合わなければ、会社が求めていなければ、その願いは叶いません。

取引先になりたい!と思っても、noteさんにお仕事をお願いしたい何かが必要ですし、そもそも自分の勤務先でその権限がなければ、その願いも叶いません。

noteさんとクリエイターとは違った立場で関わりたい、その願いを叶えるイベントが2022年12月にやってきました。

noteさんの株式上場 です。

株式市場でnoteさんの株式が買えるようになったのです。株式を買えば、僕は株主になって会社の、事業に関わることができる、参画できるようになります。

上場初日に、ほんの少しですが株式を買うことができました。

社員にはなれないけれど、取引先にもなれないけれど、株主にはなれました。

ちょっとストレート過ぎるかもしないけれど、こう断言できます。

お金さえ出せば、株式さえ手に入れば、事業に関わることができる

スキルとか経験とか不問です。

決裁権限も必要ありません。決裁するのは自分自身です!

どうしても関係者になりたい会社が上場会社だったら、株主になっちゃえば事業に関われるんです。もちろん、ほんのちょっぴり株式を持って「それがなんだ、意味ねーじゃん」という人もいるでしょう。でも、そんなのは気持ちの持ち方次第です。

なぜなら、1単元の株主になれば株主総会に出席できて、総会の議案に意思表示できるのですから。

そんなことを思うと、このリストが思い出しました。

このリストって、株主総会に参加するためのチケットの値段ランキングなんですよね。

足元の株価だと、トップの会社は600万円以上払わないと株主総会に出席できるだけの株式が買えない、ってことです。1社に600万円も支払ってしまうと、個人投資家の小さなポートフォリオはバランスを失ってしまいます。

ここに挙げた上位の会社で働きたい!と思って就職活動していたけれど縁が無く選に洩れた、それでも「どうしても関わりたい、事業に参加したい」という願いを持っていた人がいたとします。でもその願いを叶える壁はめちゃくちゃ高い、ということですね。

こういう提言が生まれるのも理解ができます。


株主総会に参加できたら、事業にちょっぴり関わっている感覚を持てた

noteさんの株主になって、二度、株主総会に出席させてもらいました。

株主総会に参加して、役員の皆さんと株主の質疑を聞いたり、社員の皆さんの様子を拝見したりして「ああ、この会社の関係者になっているんだ」と体感することができました。

会社の価値、実力を高めるために、僕は一体何ができるのかなあ、とあらためて考えることができました。

僕にできること、はこんな感じですかね

  • 新しい記事をつくる、ちょっとでも質を高めるよう努める

  • アイデアが浮かんだらそれを試してみる

  • コンテストに参加する

  • 面白い記事を見つけたらそれを拡散する

できる範囲にとどまるけれど、こうした意識は、株主になって、株主総会に参加して少しずつ高まった・・・ような気がしています。

noteさんを皮切りに、その後、数社の株式を「この会社の関係者になってみたい、事業に参画してみたい、株主総会にで出てみたい」という考えから買い始めました。

そうやって、個別の会社の株式を直接買ってみて、株主になってみて、手触り感、納得感の大切さを痛感しました。

会社、事業に対する手触り感、納得感

長くお世話になっている投資信託を通じて、投資先の会社への手触り感、納得感の大切さは少しずつ感じ取り始めていたつもりです。

でも、やっぱり、直接の株主になってみると違いに気づきました。投資信託だけでは気づけなかった。

最大の違いは、関わりを続けるのも、より深める(追加で株式を買う)のも、関わりを絶つ(全部の株式を売却する)のも、決めるのは僕自身だからです。

投資信託の場合、その投資信託を持つか持たないか、を決めるのは確かに僕なのですが、投資先の個々の会社の判断はファンドマネジャーに委ねています。個々の会社レベルでは、判断をお任せしているわけです。

投資している会社との関係をどうするか、それを決めるのは自分自身、そう考えた時に、今現在の株価とか、取得したコスト(買った際の株価)とか、その辺りってどうでもいいかな、と思えてきたのです。

というのも「短期で株価よ上がれ」という願いを持って株式を買ったわけではなくて、事業に関わってみたいと考えて株式を買ったわけですから。大事なのは、投資している会社がどんな未来を実現しようとしているのか、です。

ですから、この会社、その事業の関係者であり続けたいか、もっと関わりをふやしたいか、を折々に考えてみることが大事になりました。

たとえばnoteさんの場合、もっと関わりをふやしたいな、と感じていたので、8月5日の株価急落で株式をしっかりと買い増すことができました。

株式投資なら何社でも参画することができる

自分が社員としてはたらくとなると、事業に参画する、関われるのは、普通は1社ですよね。

最近は複業もあるので数社に関わる、参画するという人もふえているかもしれません。とはいえ、関われる会社の数には上限、限界があると思います。

でも、株式投資なら何社でも参画することができます。相手が上場会社で、自分に資金さえあれば、という条件はありますが、時間をかけて10社、20社、さらにそれ以上の事業に参画することも可能です。

実際のところ、僕もnoteさん以降、クラシコムさんほかいくつかの会社の株式を取得しました。その会社の事業に関わってみたいなあ、と感じた会社ばかりです。

個別の会社の株式を直接保有するようになって、投資信託の見方も変わりました

個別の会社の株式を直接保有するようになって、投資している会社の手触り感、納得感の大切さを体感するようになって、投資信託に対する見方も変わり始めました。

投資信託を選ぶ際にも、手触り感、納得感を重視する度合いを高めました。月次レポートその他の発信で、投資している会社への手触り感、納得感がどれだけ得られるか、それをより重視することにしました。

その一つが、投資信託の投資先の数、そして、その入れ替わりです。100社を超える投資先を持っているファンドから、投資している会社の手触り感、納得感を感じ取るのは難しいなあ、と。

投資先を厳選して、かつ、しっかりと丁寧に投資している会社のことを説明してくれる投資会社じゃなきゃ、って方針を固めることができました。

個別の会社の株式を直接保有することを、自分で選んでよかった

ずっと気になっていてお世話になっていたnoteさんが上場しなかったら、僕は今でも投資信託オンリーの投資家のままだったかもしれません。

noteさんが上場会社になると知って「株主になりたい」

そう強く思ったからこそ、上場の初日にnoteさんの株式を買ったんです。

あの時、そう選んだ自分を褒めてあげたいです。見える景色が少し変わり、考え方にも変化が生まれました。

まだまだしばらくは投資信託がメインの投資家であり続けると思います。

でも、10年後、20年後はもしかしたらポートフォリオが大きく変わっている・・・かもしれない。そんな妄想をしています。

この会社の事業に関わってみたい!そう感じられる会社とたくさん出会いたい。そう思えるようになったのも、個別の会社の株式を直接保有することを選んだからです。

個別の会社の株式を直接保有することを、自分で選んでよかった


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