ライトノベル新人賞で新田がやらかしたアレコレについて。一次選考落選から受賞まで
世間が秋を意識している中、未だに『ビオレ さらさらパウダーシート』で皮脂を擦っている新田漣です。先日、次に執筆する記事についてTwitter(X)でアンケートを募集しました。
個人的には「Aチャンネルのトオルが可愛すぎたせいで、新田の人生が狂ったんだよォ……」と癖に直撃したアニメキャラを語る気満々でしたが、結果としては三番手になりましたね。公募勢は公募の話が好きすぎる。新田も好きですけどね。ここ数年は公募を中心に人生を回していたので。
とはいえ、公募について語るのはこの記事で一旦最後になるでしょう。あらかた書き尽くしてネタが無いからです。何かしらのノウハウを有料記事で語る選択肢もありましたが「競馬代に回すんやろ」とか「そんなに金ないんか」とか思われそうなので絶対にやりません。競馬はするし金もないんですけど。俺が怖いか。
そんな話はさておき。
新田は先日発表された第36回ファンタジア大賞で金賞を受賞しました。しかし、そこに至るまで結構やらかしています。どうせなら、受賞のアレコレよりも失敗にフォーカスを当てた方が面白いですよね。新田は純粋無垢なロリですが、読む側なら他人の喜びよりも苦しみを味わいたいので。
ただ、どうしても受賞の方向へと話が転がってしまう箇所はあります。ロリを自称する成人男性の成功体験など読みたくないかもしれませんが、そこはもう新田の公募成績を語る上で欠かせない部分なので、頑張って耐えてください。
靴下が臭いのは最初だけで、いずれ慣れます。
ということで、公募歴と共に『何をやらかしたのか』を記載していきます。公募に挑む皆さまはこの靴下みたいな記事を参考、もしくは反面教師にしていただければ幸いです。
①さよなら私のドッペルゲンガー
夏と幽霊と馬鹿と京都。新田が好きなものを詰め込んだ、荒々しくも勢い溢れる処女長編であり、記念すべきデビュー作です。
厳密にいえば、この原稿を書く前にカクヨムで主人公がめちゃくちゃ嘔吐するホラーファンタジーを10万字ほど執筆していたのですが、何もかもが見切り発車だったのでエタって消しました。この物語を知っている人は古参ニタリストです、おめでとうございます。
新田は2020年のコロナ禍を機に長編小説の執筆を始めたので『さよなら私のドッペルゲンガー』を書いていた頃は何もかもが手探りでした。教本片手にノベルアッププラスで連載しつつ、コメントを励みになんとか完結させた日の達成感は今でも鮮明に思い出せます。読者の方からたくさんの応援をいただけたのも嬉しかったですね。
そういう背景もあり、ノベルアッププラス内で開催されていたHJ小説大賞2020後期に応募したのですが、受賞には至れませんでした。当然ですよね。HJ文庫から単巻完結のライト文芸が出る未来はまったく見えないからです。
もしかするとGA文庫大賞や先日発表があったOVL文庫大賞の結果を受けて、今後のHJ文庫は風向きが少し変わるかもしれません。ただ当時のHJ文庫はハイファンタジーとローファンタジーが隆盛を極めたレーベルだったので「絶対に受賞はない」と断言できるほどのカテゴリーエラーでした。
その後、初めてレーベルカラーの概念と向き合い、相性が良さそうなコンテストを必死に探して、アルファポリスが主催しているドリーム小説大賞を見つけました。そこで運よく大賞をいただけたのです。
が、一行目を見ていただければわかるように『大賞』と『対象』の誤字に気がついていないまま報告しちゃったんですよね。しかもURLも間違っているし、このポストを見たであろう知らないアカウントに空リプで『拙作という言葉を使うなんて、恥ずかしくてつまらない原稿だと思っているのも同然~~』というちくちくポストまでされたのでボッロボロです。
いや、拙作という言葉を額面通りに受け取ればそういう意味なんですけど、貴方様の日本語に対する素晴らしい美意識が視野を狭めているだけで、近年では謙譲語のように使用される例が沢山あり、新田としても過度に卑下している訳では……いえ、すみません。貴方様の仰る通りです。正しく言葉を使わない新田がすべて悪うございます。
もし俺がルフィなら見開き大ゴマの「うるせえ!」でブン殴ってるからな。
という訳で、今後何かしらを受賞されるであろう皆様は誤字がないようによくチェックして、『拙作』を使うリスクについても少し注意してくださいね。
②ヤオヨロズ・シティポップ
病気を患うと御利益が反転するくせに、えらく病弱な神々に振り回される青春コメディです。前作の主要人物が3人(厳密にいえば4人)だったので『登場キャラクターを倍以上に増やす』という目標を設定して書きました。
妹のフルアルバムを制作するシスコン主人公に負けないよう、登場する神々を全員キャラ立ちさせ、京都崩壊の危機を前にして『厄災』と化した福の神を捜索すべく……(以下略)
まあ要するに、山下達郎を出囃子にして登場する恋愛運の神様『ラブサイケ・デリ子』を筆頭に、濃いキャラクター達が朝の首都高ばりに渋滞を引き起こす16万字近い地獄の初稿が完成したのです。この初稿は第9回ネット小説大賞に応募して、二次選考で落選しました。当時は「書籍化しにくい文字数が影響しちゃったのカナ⁉😅」と見当違いな予測をしていましたが、そうじゃねえ。
しかし当時の新田が原稿の瑕疵に気づくはずもなく、あろうことか次の目標を集英社ノベル大賞2022へと定めました。応募要項を守るためには、11万字前後まで削る必要があります。最悪ですね。ただでさえ濃いカルピスを、さらに濃くして提供するしか道はないのですから。
なので、提供しました。
結果としては、望外とも言える最終選考落選。候補作には残れなかったものの、新田が大好きな先生方に読んでいただける一歩手前まで進めたのは奇跡としか言い様がありません。きっと減点方式ではなく加点方式で選考して下さったのでしょう。こんなもん減点方式だったら底の底ですからね。山下達郎を出囃子にするな。
講評では案の定キャラクターが渋滞している点を指摘されました。その他の細かな指摘点も、すべて腑に落ちる内容でしたね。あくまでも体感ベースですし、当然といえば当然なのですが評価シートは高次選考へ進むにつれて指摘の精度も増す傾向にあると思いました。
ちなみに、ノベル大賞に応募した『ヤオヨロズ・シティポップ』の原稿は濃度そのままの状態で公開しています。色々書きましたが、個人的にはかなり面白い原稿だと思っています。加点方式で自己採点するならば、一番好きかもしれません。あとがきで講評についても怒られない程度に触れていますので、よろしければぜひ。
③咆哮するアパートとカラフルバイオレンス
象の死骸のような外観で、夜な夜な咆哮することから『デスエレファント』と呼ばれるアパートを舞台にしたファッション×ミステリー×青春×ラブコメ×都市伝説という馬鹿がビュッフェで取ってくる皿みたいな物語です。当時の新田は2つの原稿を完結させて調子に乗っていた時期なので「見たことがない設定を盛り込んで、読者をあっと驚かせてやる」と鼻息荒くしていたのをよく覚えています。ダニングクルーガー効果の左側すぎる。
時系列が前後しますが、初めて応募した出版社の公募が第16回小学館ライトノベル大賞であり『咆哮するアパートとカラフルバイオレンス』の原稿でもあります。しかも前述のドリーム小説大賞で『さよなら私のドッペルゲンガー』が大賞をいただいた数ヶ月後です。そんなタイミングで高倍率の一次選考を突破してしまったので、盛大に勘違いしますよね。
ここも受賞しちゃうなと。
結果はご存じの通り、してません。新田の思い上がりです。先輩公募勢の間でまことしやかに囁かれる受賞連絡のデッドラインを超えたあたりでショックのあまり酸素が薄くなり、家の中なのに山で遭難している気分にさえ陥りました。今思えば良い薬になりましたけどね。ラノベの公募って世間で言われているほど甘くねえぞと。
まあ、ガガガと電撃の一次選考を突破しているので最低限読める原稿には仕上がっています。好きなシーンは沢山ありますし、キャラクターもよく動いてくれました。ただ欠点が明確かつ根本に存在するため、部分的に改稿すれば良くなるとかじゃない。どこに出しても一次選考~二次選考をうろうろしている成績が物語っていますよね。
ところで、公募勢として活動していると『一次選考~二次選考で落選した原稿を使い回して受賞した』みたいな話を聞きますよね。これは実際にあるケースというか、僕自身も経験したので、レーベルにこだわりがなければ原稿を使い回すべきです。
※規約で禁止されていない場合のみ。
※ライトノベル新人賞における話です。
※個人の感想です。
でも、使い回しが実を結ぶかどうかは落選傾向によるのかもしれません。なぜならば『咆哮するアパートとカラフルバイオレンス』のようにどこに出しても一次~二次落選のラインで頭打ちしている場合、相性云々ではなく原稿自体に問題がある可能性が高いからです。
いくつかの賞に応募して上記パターンに陥った原稿には執着せず、次の原稿を書き上げたほうが受賞へ近づくかもしれません。わかったか新田。こんな魔物を使い回すな。
この原稿は色々な意味で面白いので、暇な時にカクヨムへ転載するかもしれません。
④わたし、リコレクション。(のちに『私の冬に、波音を。』へ改題)
ムラ駆けする競争馬の成績か?
「クソデカ感情を抱えたてぇてぇ百合が書きてえ」と思い立ち、衝動的に書きなぐった物語です。自分の中で設けた課題としては『一人称の視点変更を試してみる』『ミステリ仕立ての謎で牽引する』『何度もひっくり返す構成を意識する』などですね。結果としてライト文芸でもラノベでもない魔物に成り果てましたが、新田はかなり気に入っています。
で、これまた時系列が前後するのでわかりにくいかもしれませんが新田が初めて食らった一次選考落選がこの原稿です。衝撃すぎて、GA文庫の問い合わせフォームから『新田の名前が掲載されていないのです』と可愛くアピールすれば結果が変わるのではと本気で思いました。
いや、わかってます。
『一次選考は小説として成り立っていれば通過する』なんてものは古い情報だと。応募作のレベルが底上げされた現代では、受賞に近い原稿があっさり一次で落ちる時だって多々あります。
わかってるんですけど、こんなに可愛い我が子が一次選考で落とされる訳ないだろ! というクソデカ自意識と悔しさが全てを押し潰すんですよね。結果的に電撃大賞やノベル大賞の四次選考まで残れたので、基礎的な部分ができていない訳ではなく相性不一致による落選だったのが救いです。
とはいえ、異なる公募で二度の高次落選を食らっているのは、現状では受賞に届かない原稿という裏付けでもあるでしょう。ノベル大賞でいただいた講評が腑に落ちまくりだったので、改稿すればもう一度戦えそうではありますが。
でも特殊設定ミステリ×百合×難病(余命)の組み合わせなので商品パッケージが難しいですね。スターツに投げるのは変化球すぎるし、続刊が見えない構成なのでラノベの賞ともあまり相性がよくない気がします。
早く新田を助けるのです出版関係者。
⑤バックドロップ・センターマイク
『咆哮するアパートとカラフルバイオレンス』でブレてしまった自分の持ち味を修正すべく、王道に立ち返ろうと決心した物語です。予想外の展開を無理に生み出すのではなく、予想通りの展開で予想を超える意識をしました。受賞したから言う訳ではなく、書き上げた際に現時点の最高傑作が生まれたという手応えがありました。
だから電撃大賞の二次選考で落選したのは、自分の中の評価軸が狂っているのではと不安になりましたね。あの『咆哮するアパートとカラフルバイオレンス』と同じラインで落ちるのかと。いや、悪い子みたいに書いてますが面白いんですよ。商業としては絶望的に厳しいだけで。
振り返ると、この頃から『咆哮するアパートとカラフルバイオレンス』の扱いに困っていますね。もはや合う合わないじゃねえよ。
ここで少し裏話をすると『バックドロップ・センターマイク』は電撃の評価シートで二名の方から「ラノベでコメディをやるには文章が硬いね」と言及されていたので、仮にファンタジア大賞で結果が出なければ一般文芸の新人賞へシフトするつもりでいました。そもそも新田のバックボーンは森見登美彦先生や万城目学先生といった一般文芸のへんてこエンタメにあるので、自分の作風を見つめ直す時期でもありましたから。
なので、最後のチャンスでなんとか結果を出せて本当に良かったです。見つけてくださった方々には感謝してもしきれないですね。受賞報告から一ヶ月ほど経ちましたが、今でもずっとKADOKAWA本社ビルの方角を向いて感謝の舞を踊っています。
受賞原稿については刊行を控えているのであまり語れませんが、熱くて甘くて爽快感がある欲張りセットの青春ラブコメです。めっちゃ売れてほしいので、めっちゃ買ってください。一冊売れる毎に病気の妹が喜ぶ設定でやっていきます。
⑥毒を喰らわば月の裏まで
そういえばファンタジーの手持ちが無いな、と思い立ち執筆した物語です。いつものように一人称で馬鹿を書く選択肢もありましたが、結果的に『三人称』『ローファンタジー』『裏がある主人公』『性欲全開サイコパスヒロイン』という新田にとって未知の要素を詰め込んでみました。
ただ、以前の記事でも触れたのですが、この原稿だけは手応えが皆無でしたね。基本的には最初の1000文字で「天才めっちゃ面白いサイコー!」とハイになる新田が、書き終えた後も「面白いのかこれ……?」と首を傾げる出来でした。
二年分の経験値をぶつけた原稿なので、ストーリー構成やキャラクター造形は一番上手くいっています。それらを元にしたカタルシスも生まれているはずです。初めての三人称でしたが文章だって問題ありません。ただ作中の世界観が全然膨らんでこない。ぺっらぺら。激安スーパーで買った寿司の中に入ってる鰻くらい薄い。
これは、物語を通してローファンタジーである意味が薄かったからなんですよね。異能を使ったギミックも用意しましたが、ストーリーラインばかりに機能して設定面の魅力にはまったく寄与していない。今まで青春モノばかり書いていたので、その感覚のまま突っ走ったのが原因だと思います。伝奇×異能×公安警察という組み合わせの面白さはあるはずなんですけど『現代ファンタジーを書く』という目的だけが先行して、題材をあまり活かせませんでした。戦闘描写を抜きにすれば、現代モノの特殊設定ミステリでもほぼ同じことはできましたからね。
この辺りは、各選考が終わる度に更新される評価シートの全てで言及されていましたね。『口を揃える』の意味を調べたら新田の評価シートが出てくるレベルで。
とはいえ、原稿の欠点に気づけたのはかなり大きな意味があるので、オーバーラップ文庫編集部の方々には本当に感謝しています。踊り続ける新田を誰か止めてください。
・公募が大好きな人たちに向けたまとめ
過度な謙遜はかえって嫌味になるので言い切りますが、打率だけを見ればかなりの好成績だと思います。ここは冒頭でお伝えした靴下の残り香です。
ただ、受賞した原稿以外はすべて一次選考落選を経験しています。最終選考に残った原稿についても、他の賞ではあまり振るわない結果となっています。ここまで触れずにいましたが、第17回小学館ライトノベル大賞では『ノベル大賞最終』『OVL最終』『電撃&ノベル大賞四次』の三本槍がすべて一次選考で薙ぎ払われていますからね。小学館の本社前でウンコ漏らしたんかってくらいのバチ当たってる。
まあその、つまりアレです。
あくまでも憶測でしかないですが、賞の相性や原稿の完成度以外にも、運に左右される要素は少なからず存在します。ウンだけに(爆笑)(これが大阪の笑いやで!)(金賞の実力)。
たとえば下読みさんに『10作品の中から3作品を通過させる』権利があるとします。10作品すべてがラブコメや王道ファンタジーであれば、評価しやすいでしょう。しかし、もし途中で『シン・夏目漱石』みたいな原稿が挟まってしまったらどうでしょうか。
次に読む原稿の評価軸、歪みそうな気がしませんか?
だって夏目漱石の脳が移植された樋口一葉の話を読んだ後に、オタクくんにだけ甘えるヒロインの話を読んでも「可愛いけど脳移植されてないしなあ……」とか呟いちゃいますって。ヨネダ2000の後に見る漫才って評価難しそうだもん。そう考えたら運も必要ですよね。逆も然りで、運が良ければ本来のポテンシャルを超える場所に届くケースもあると思います。結局のところ運も実力も必要になるんですが、求められる割合は都度変動するんじゃないかなと。
なので、落選したセクションに関わらず原稿をバンバン使い回して(魔物であっても)、新作もゴリゴリ書き続けて、折れずに応募を続けることが一番大事です。あらゆる手段を用いて継続すれば、いつか道は拓かれるはずなので。
※好きな作品が5年以上変動していないとか、流行に逆張りしてしまうとか、ラノベ作家を目指すにあたって大きなマイナスがなければの話です。媒体問わず、新しい面白さを貪欲に求める姿勢はとても大事です、ほんとに。
・受賞後の変化について
2023年は作家としてデビューを果たし、目標としていた出版社の公募で賞をいただけたのですが、環境面はさほど変わっていません。
もちろん担当編集さんと打ち合わせを重ねたり、刊行に向けて色々と作業をしたりしていますが、日常が華々しく変化する……なんてことはありません。強いて言えば仕事の合間に原稿と戦うので、作業期間中は趣味の時間がごっそり減るくらいでしょうか。文化的な生活を営みながら創作と向き合う理想の作家ムーブは、残念ながら売れっ子になるまでおあずけ。駆け出し兼業作家には夢のまた夢です。だって働かなきゃ生きていけないから! ガッハッハ! なぜか俺だけに懐く社長令嬢と同棲したら「働かなくてもいいよ」と毎日囁かれて困りてぇー!
反対に大きく変わったものがあるとすれば、小説に対する意識ですね。プロとしての活動は商業である以上、売上とは切っても切り離せません。今までみたいな『自分の中にある面白さでブン殴る』の力技では通用しない局面にも必ずぶち当たります。担当編集さんとの会話を通じて、自分に足りないものがたくさん見えてきちゃいます。新田はランキングや数字への意識が希薄なので、貪欲に売る姿勢がマジで足りていません。
なので、前までは見向きもしなかったwebサイトのランキングや、長文タイトルの書籍等もリサーチするようになりました。読んでみると結構面白いんですよね。良くも悪くも物足りない部分はあるんですけど、そこにしかない栄養素も確かに存在します。新田は何かを突き詰める芸術家肌の作家ではなく、面白ければ何でも取り入れる快楽至上主義の節操が無い作家なので、そのうちテンプレや流行を自分なりにアレンジした作品も世に出すかもしれません。
・おわりに
少し夢のない話もしちゃいましたが、基本的にはめっちゃ楽しい世界です。多くの読者に自分の物語が届けられるのはやっぱり嬉しいですし、日々成長を実感できるので人生が少しだけ豊かになります。ヒット作を生み出すために色んな方と協力して突き進むのは、普段の仕事では絶対に味わえない快感ですしね。一年でも長く生き延びられるよう、全力で頑張りたいです。
さて、約8000字に及ぶ記事も最後になりますが、第37回後期ファンタジア大賞の応募受付が始まっております。
他の新人賞についても色々な波が生まれていますので、皆様でこの業界を盛り上げていきましょう。
こんな毒にも薬にもならない記事に最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。