見出し画像

【今日から変わる】作業効率を倍にする“思考アルゴリズム”5選

今回の#樺恋課題図書 は、木下勝寿『時間最短化、成果最大化の法則 1日1話インストールする”できる人”の思考アルゴリズム』です。

この本は、題名の通り、「いかに短時間で、多くの成果を上げられるか」の秘訣がたっぷり詰まった一冊です。1日1話読んでいけば、たったの45日で、敏腕社長木下さんの思考メゾットをインストールできます。

45日って、多くない?今、そう思いましたよね。毎日の激務で、1話読む気力も
ない……。帰りの電車はTiktokを見ていたい……。そのお気持ち、痛いほどわかります。

そんなあなたの代わりに、私が読んで、実践して、効果を感じたメゾットを5つ、ご紹介します!

実際に生活に取り入れた結果、私は1週間にこなせる仕事量が、なんと倍になりました。

成果を上げるには、スキルでなく思考を磨け

この本を語る上で、この概念を理解しないことには始まりません。部署トップの売上を誇るあの人と、なかなか成績が伸びない自分。多くの人は、この2人の差を「スキルの差」だと捉えます。

しかし、それは正しい答えではありません。実は、ベテランと新人でも、スキルの差はせいぜい3倍ほどしか違わないのだそう。

では、なぜ世の中には年間300万しか稼げない人間と、1000万、1億稼げる人間が存在するのか。

仕事の出来を左右するのはスキル量でなく、スキルを成果に変える、思考アルゴリズムを持っているか否か。

できない思考からできる思考へ、あなたの価値観をアップデートする黄金法則を、厳選してお伝えします。

「ピッパの法則」が仕事量を決める

なにやらポケモンのような名前ですが、この法則を頭に入れるだけで、本当に作業効率が上がりました。

ピッパとは「ピッと思いついてパッとやる」の略です。

やるべきことが起こったとき、後でやろう、いつかやろうではなく、その場ですぐやるか、すぐできない場合はいつやるかをその場で決める。

第1章 すぐやる人の思考アルゴリズム p.40

すぐできることは思いついた瞬間に、重い仕事はスケジュールを決めて取り組む習慣をつくるということです。

私は今まで、重いタスクが発生すると、それを早く片付けようと、他のタスクよりも優先的に取り掛かるようにしていました。

しかし、そうすると、軽いと思っていたタスクの締め切りが、後になって濁流のように押し寄せてくるのです。結果として、納期に間に合わないタスクが発生する事態になっていました。

思いついた瞬間に、できるタスクは消化してしまえば、後から負債となること
はありません。スケジュール的にも、小さなタスク管理に悩む時間がなくなるので、より効率的に、成果を上げ続けることができるのです。

  1. 10分以内に完了→今すぐやる

  2. 30分以内に完了→今日中にやる

  3. 1時間以内に完了→明日中にやる

  4. 1日以内に完了→2週間以内にやる。やる日を決める

  5. すぐにやる価値のないもの→「やらない」と決める

この法則を実践するだけで、あなたの作業能率は、驚くほど上がるはずです。

1発1中でなく、「10発1中の法則」を心に刻む

本当にすぐやるだけで成果が出るの?そう思った方もいるでしょう。もちろん、すぐやった取り組みが絶対評価されるとは限りません。

しかし、10回本気で取り組めば、そのうちの一つは必ず評価されるようになります。

人の3倍成功している人は、人より成功確率が3倍高いわけではなく、実行回数が3倍というだけなのだ

第1章 すぐやる人の思考アルゴリズム p.56

それでも、10回本気でやることがどれだけ難しいことなのか、今までの経験でみなさんはご存知だと思います。

だからこそ、10回挑戦するための思考アルゴリズムを鍛えることが肝要です。

「最初の9回は必ず失敗する心構え」
「10回やる前提でのスケジュール」
「10回実験する前提での資金配分」

第1章 すぐやる人の思考アルゴリズム p.72

この3つを胸に刻むことで、失敗を恐れないマインドで、日々のタスクにこなせるようになりました。

「ボールペンより鉛筆を探す法則」で戦いを制す

成果のあげ方がわかったら、次はクオリティを追求していきましょう。

そのためには、目の前のタスクの無駄を探すことがキーになります。有名な宇宙開発の寓話に、こんなものがありました。

宇宙空間で使えるペンの開発に、NASAは10年の歳月と120億ドルを費やしたが、ソ連は鉛筆を使用した、というお話です。

これこそ、最短の時間で最大の成果を出しています。ペンという手段に囚われず、描くという目的にフォーカスすることが、最大の成果を出すための方法でした。

今頭を悩ませている問題を、フラットな視点から再考することで、悶々としている時間を減らすことができるのですね。

難しいことに取り組んでいること自体に悦に入らず、鉛筆を探そう。

第2章 必ず目標達成する人のアルゴリズム p.118

目的を必ず達成できる「日付の数値化の法則」

目的は、達成しなければ意味がありません。では、確実に達成するためには、どうしたらいいでしょうか。

木下さんは「実感しやすい数値」で目標を立てることを推奨しています。例えば、今日中にやる、ではなく、5時間でやると決めるのです。

漠然とした今日という単位では、実感が湧くまで時間がかかり、結局ギリギリになるまで始められません。明確な数字を出すことで強制的に身が引き締まり、納期に余裕を持って提出できるようになりました。

簡単かつすぐに効果が出る法則なので、ぜひ3日以内に取り入れてみてください。

どんな仕事にも期限がある。
いつまでに何をするのかを常に管理しておこう。

第1章 すぐやる人の思考アルゴリズム p.135

「1時間集中すれば必ず答えが出る法則」で、まだ見ぬ成果を取りこぼさない

そもそも、自分が何をすればいいのかわからない……。そんなときは、その問題について、真摯に1時間考えてみましょう。

大切なのは、できない自分についてではなく、どうしたらできるかを考えることです。

大体の人は、思いつかないことを理由に1時間も経たないうちに思考を止めてしまいます。そのなかで、あなただけが1時間考え抜いて、アイデアを絞り出すことができたなら。

それだけで既に、あなたは成果を出せる人間になっているのです。

「できそうもない」と諦めていたことでも、1時間きちんと考えれば、答えが
必ず見つかるものだ。

第4章 自分で考え行動する人の思考アルゴリズム p.230

まとめ

『時間最短化、成果最大化の法則 1日1話インストールする”できる人”の思考アルゴリズム』のなかで、実際に私が効果を感じた5つの思考アルゴリズムをご紹介しました。

本当に考え方一つで、出る成果が目に見えて変わったので、正直私も驚きでした。木下さんのおっしゃる通り、成果を出すにはスキルを磨くより、まず思考をアップデートさせることが大事だと気づきました。

実は、この本に収録されている思考アルゴリズムは、なんと全45種類もあります。私の紹介した法則が肌に合わなくても、読めばきっと、あなたに合った思考アルゴリズムを見つけられるはずです。

読んだ次の瞬間から実践できるメゾットばかりなので、ぜひ読んで、共に成長していきましょう。

いいなと思ったら応援しよう!