浪人するのは良い人生

私が大切にしている教えは「茨の道ほど人生は豊かになる」という考えだ。

高校3年生の終わり、志望校に落ちた。
勉強もろくにしていなかったので、まあそうだろうなという自分と
1年予備校かと残念がる自分と入り混じりながら卒業の日を迎えた。
中高一貫校だったので、卒業式には中学校時代の先生もいた。

中学3年生の時の担任に「予備校に1年通うことにしました。」と伝えた。

すると、「浪人するのはいい人生」と言った。

そんなわけないだろうと内心思っていると、続けて、
「茨の道ほど人生は豊かになるんだよ、自分を選ばなかった人にギャフンと言わせなさい。」と。

よく分からなかったが、少なくとも自分の人生を肯定された気がした。

あれから数年が経ち、私は就活をした。
第一志望だった会社には最終選考で落とされた。
それでも屈することなく、第二志望に就職した。
いつかの教授を、いつかの人事をギャフンと言わせることを
モチベーションの一つに日々業務に励んでいる節がある。
先日、初めて投稿したジャーナルもアクセプトされた。
セカンドオーサーでまだまだだが、目標に近づく第一歩だ。

回り道をしても、目標は達成できるんだ！
なぜなら、茨の道ほど人生は豊かになるのだから。

#大切にしている教え