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あてさきのある波

便秘で腹痛。「うんこはなんも食ってなかったら出ない。本を読め本を。」という尊敬している作家さんの言葉を思い出す。めちゃ食ってんのに出ないんですよ師匠。「ごぼうを食えごぼうを」。


今日はゼミの先輩とドライブ。市内からずっと北にある伊根町へ。待ち合わせ時間に遅刻した廣川が、もう先輩の車に乗っていてしばくぞ(関西の用法)と思った。

先輩たちが「またのちゃんのnote読んでる!影響されて日記始めたよ!」と教えてくれて、興奮のあまり横にいた尾崎をペットボトルで殴ってしまった。わたしはずっと尾崎をしばきながら(全国の用法)「えーー!!!」って言っていた。「えーー!!!」って喜びすぎたあまりに、その後の先輩の話をよく覚えていない。内容をちゃんと聞いていたから嬉しかったのに、嬉しかったせいで先輩からなんて言ってもらったのか忘れた。

ハヤテさんに日記の内容について質問してもらったのだけど、ゼミ飲み会の日記で「わたしはこんな人を“先輩”とか絶対呼ばない」とか書いたのはふたりのことではないです。わたし、先輩たちが思っているより先輩たちのこと好きです。
でも好きとか嫌いとか関係なく人を傷つける文章は書きたくないので反省。皮肉は好きだけど悪口は嫌い。

そのあと、廣川も日記を始めたことを教えてくれたけどわたしは「先輩の話が喜びのピークやったわ」とか言ってしまった。照れ隠しにしては棘。今になってごめんよ〜という気持ち。

舟屋食堂では、さかなの唐揚げ定食(1800円也)を注文。1人だけ舟盛り定食を頼まなかったものだから、宇関さんが「海鮮無理なの?」と声をかけてくれた。わたしは実は廣川の食べられない海鮮を狙っていた。苦手な魚類が多い廣川からすれば、タコやエビはわたしに食べて“もらえる”感覚らしい。わたしは食べ“させてもらって”いるのに。これからも都合のいい関係でお願いします。「嫌いなものが入っていてかわいそう!サザエとかはわたしが食べてあげるからね!!」

あとはみんなでアイスを食べながらぼーっとした。尾崎が、針の長いウニを見つけてハヤテさんに報告していた。ハヤテさんは「でかっ!」って言っただけなのに、なぜかその間が可笑しくて笑ってしまった。ウニは思っているよりも長かった。写真を撮ろうとしたらカメラが熱くて火傷した。

ハヤテさんに宮津まで運転してもらって、夜ご飯は宮津の「富田屋」で。流石の人気店で少し並んだけど、お店の外観がかわいすぎて並んでいるだけで飽きなかった。わたしは外からガラス越しの厨房で海老天が揚がっているのをじっと見ていた。料理人の腕は間違いなく所作に表れる。たぶんあの、おじちゃんがフライヤーの調整をする所作は10年とかそんなものでは身につかないものだと思った。

前に座っている尾崎の焼き魚定食のさかなが、なんか、もんのすごくかっこよかった。焦げ目があるべきところにある感じ。色彩の黄金比みたい。
わたしの頼んだホルモン定食+鶏かしわ焼きも正解だった。というか多分富田屋は何を頼んでも正解だった思う。海老天もちゃんと食べた。何よりご飯が甘くてみんなでおかわりした。

かえりみち、「飲み物買ってくるんですけど先輩何か要ります?」とミップルまで走った。車に戻ると、先輩たちは車内をキンキンに冷やして待っていた。
先輩たちのいつまでも恩を返せきれないところが好きです。でも、絶対に精進しますという気持ち。

4曲で好きなプレイリストをつくって聴いてもらうバトルをしながら帰った。全然眠くなかった。



最近わたしが廣川に対して冷たい対応をしている自覚がある。廣川はこれが意図的なものだと気づいているとは思うけれど「嫌われてるかも」とか思わせていたらそれは申し訳ないなと思う。
多分それは美人な彼女ができたことでも、急に惚気だしてオスになっているのが気持ち悪いからでもなくって、かっこよくなるためにたくさんのかっこいい人を観察して、自分に摂り入れようと努力していることに嫉妬しているからだと思う。
わたしが「お前かっこよくなったなあ」と言われるまでの過程を見ているからだと思う。だって廣川がきしょい(ほめてるほめてる)のは、今に始まったことではないはずだから。


家に帰ると極上のうんちが出た(笑)



おニューのポロシャツかわいいね だからそれでもあなたを置いていくね #tanka

お題「夜」

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