見出し画像

ボンダイビーチの彫刻展

毎年恒例のボンダイビーチの彫刻展、最終日ということで、行ってきた。

夜明けが早くなってきたし早めに行けば涼しかろうと早めに出る。着いたのは8時過ぎだったけどもうすでに人はいっぱいいた。

見渡す限りの青空でとってもいい天気だし、今日が最終日だし、彫刻の皆さんも心なしか張り切っているように見えた。

向こうに行く人の列とこっちに来る人の列がアリの列にたいに途切れることなく続いている。とにかく老若男女、国籍問わず、である。ゼッケンをつけている人たちも沢山いたが、何かの大会なのだろうか。

気になっていた作品があったのでそれをメインに探していたんだけども、発見できないままタラマラビーチについてしまった。このままでは何のために電車とバスを乗り継いでボンダイくんだりまで来たか分からないと自分に言い聞かせてもっと先へ進んでみる。収穫無し。仕方がないから来た道をボンダイビーチまで取って返す。

階段も含めてアップダウンのある道を、もう一回歩こうなんて正気か?このあとバルメインまで行ってワークショップをせねばならぬのだぞ。それが終わったらチャツウッドに戻ってボディコンバットも待っている。こんな朝っぱらから体力全部使うつもりなのか?

もう一人の俺が囁いたがそんなものは跳ねのけた。行き当たりばったりこそ俺の人生じゃないか。うーん、威張っていいものかどうかは結論を先に延ばすことにする。

首をキョロキョロと左右に290度くらいずつ回しながらお目当ての作品を探したが、残念ながらそれを見つけることはできなかった。さすがにもう一回タラマラビーチまで歩く勇気も根性もなかったので、泣く泣くではあったが次の目的地に移動することにする。

今はバスを待っている。このあとボンダイジャンクションまで行って、そこから電車でタウンホールまで行き、またバスに乗り換えてバルメインへ。午後からそのバルメインの豪寿庵でスタンプ作りのワークショップである。

寒いと出不精だけども、暖かくなると体が軽くなって、行動範囲が広がる。どんなに広がっても日曜日の公共交通機関は何をどう乗っても上限が$2.80ってのがシドニーのいいところの一つである。


いいなと思ったら応援しよう!

Ren Yano
英語圏で書道を紹介しています。収入を得るというのは本当に難しいことですね。よかったら是非サポートをお願い致します。