海外生活者の鏡である二人のシェアメートと一人の俺の合計三人がお茶会をした。

海外生活者の鏡である二人のシェアメートと一人の俺の合計三人は、常日頃から日本の伝統文化にのっとった暮らしぶりを展開しているに決まっている。

リビングにソファーセットを置かず、
わざわざ拾ってきたミルクケースに板を乗っけたテーブルを使用しているのも、可動性を重視し、床に直接座る生活を繰り広げるためにほかならぬ。

そのほか何だか拾ってきたものばかり部屋の中に目立つのも、
「もったいない」という日本人の根本精神に沿うためである。

決して「貧乏」なだけじゃない。

で、一昨日の夜。
夏の月夜に、3人で盛大な「お茶会」を催した。
決して、日本から友達が「お茶セット」を送ってくれたので、試しにちょっくら飲んでみる？やり方は誰も知らないけど…。アワ立てればいいんでしょ、この竹の泡立て器で。っていうノリなんかではない。

千家、裏千家とはちょっとだけ型が違うが、
今すぐにでも日本文化を全く知らない、日本ってなんですか？砂糖かけて食べると美味いですか？くらいの知識しかないガイジンさんに披露できる腕前であることには違いない。

大使館からいつお呼びがかかってもいいように
「けっこうなお手前で」と笑顔でいう練習をしておこうと思う。