凄いんだな、笑顔のパワーは。 とあらためて思った。
毎度で申し訳ないが、シドニーは寒い。
8度しかないらしいが、体感はマイナス20度だ(それがどんなもんかしらんのだが、「寒い」の言いかえと思っていただければいい)。
こんな日は朝からお茶漬けだ(それしかないのだ)。
とりあえずポットで湯を沸かす。
ところでみんな、お茶漬けのお茶は「お茶派」だろうか、それとも「白湯派」だろうか。
俺は日本にいた頃、冷えたサントリーのウーロン茶のぺットボトルから注いで茶漬けを食っていた。個人的には結構いけると思って好んで食っていたのだが(それしかなかったのだ)、周囲からの評判は悪かった。味音痴には困ったものである。
まあ、他人が飯に何をかけて食おうが知らんと言われればまあその通りだ。
そんなこと一々気にしていたら生き残ってはいけない。
さて先日ランチに行こうとリフトの前で待っていたら、同じ階の某有名日系塾から保護者と思われるご婦人がでてきて同じようにリフト待ちの仲間に加わった。
ちなみにオーストラリアでは日本でいう「エレベーター」のことを「リフト」という。恐らくイギリスでもそういうはずだ。
それでもって、そのご婦人、なんとも大きな笑顔なのだ。
(顔が大きいというわけではない。)
それで思わず「何かいいことでもあったんですか?」と聞いてしまう。
「いえいえ、普段と一緒です。ほほほほほ。」とかなんとか言いながらも、大きな笑顔は増すばかり。
なんだかそれを見ているこっちまでどんどん楽しい気分になってくる。
全然話すことなんてないのに、ランチを買いに行ったパン屋のおじさんに話しかけてしまった。彼女の笑顔のおかげでとっても気分が良くなったのだ。
凄いんだな、笑顔のパワーは。
とあらためて思った。
年がら年中暗い顔つきの人と、いつ会っても笑顔の人とでは
同じ年月生きて来たとしても様々なポイントで大きな違いがあるだろうことは想像に難くない。
もちろん本人はそうだろうし、周囲の人間の受ける影響も大きかろう。
ご主人も子供達もさぞや毎日楽しいだろうな。
笑顔は伝染るしな。