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オーストラリアオリンピック委員会からの依頼で、オーストラリアオリンピックおよびパラリンピック代表選手団へのエールを大書させていただいた。
「驚くことなかれ。」と言うが、人間やるなやるなと言われればかえってやりたくなるもの。だから今回は驚いても構わない。
なんと、2020年3月9日、AOC(オーストラリアオリンピック委員会。日本だとJOC)からの依頼で、オーストラリアオリンピックおよびパラリンピック代表選手団へのエールを大書させていただいた。
誰が? いや、俺がだ。
0.6mx2mの紙に、オリンピック・パラリンピック代表選手団に向けての作品を合わせて全部で6作(とはいえ4作は前日に書道教室で先に書いて持参し、2作を本部でデモンストレーション)。
本部で働くスタッフ全員にぐるりと囲まれ、TBSの飯島さんのカメラが回る中、心を込めて書かせていただいた。
アーティストとしてスペシャルスキルビザで永住権を頂いて十有余年。これまでオーストラリアと日本の文化交流に係る仕事はいくつもさせていただいたが、今回は純粋にオーストラリアの国、国民諸氏、代表選手団諸氏のための仕事である。
やっとひとつ、ほんの少しこの国に対してお返しの真似事ができるような気がして運ぶ筆にも熱がこもる。
これらの作品はしばらく本部に飾られ、オリンピックが始まれば選手村に移送される。
その夜のTBSのニュースで紹介されたし、サイトにもアップされている。
この依頼はこの地で長い間書の活動を続けてきた自分にとって本当に栄誉なことだと思うし、この地のみんなの役に立てるチャンスを与えていただいたことに心から感謝している。
実際俺がシドニーに移住してきたときには書道の専門家なんて誰もいなかった。オーストラリア人だってそんなの知りはしなかった。それがこうしてここまでこれたのも支えてくださった沢山の人たちのお陰だ。
ありがとうございます。
シドニー紀伊国屋書店The Wedge Galleryの個展も今月17日(火曜日)まで開催している。
こう事が重なるとなんだか活躍している人のような気がしてこないだろうか。全然そんなことはない。単に事が重なっただけだ。
上がるばかりの家賃と諸物価にいつも追い詰められていてるので10年前の動画と全く同じ服を着ていて愕然としたりするのである。
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