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“40歳”が、やって来る。(あと9日)

40歳まで、あと9日。

2023/05/06(土)
今日は「家族とわたしと」

夢中で読んでいた本から目をはなし
スマホを開くと、
両親•姉との家族4人のLINEグループが
賑わっていた。

たまたま買ってきたケーキに
鯉のぼりの飾りがついていて、
「これ昨日の売れ残りやん!」と父。
確かに写真のケーキには、
鯉のぼりの旗がひらめいている。

関西らしいツッコミ。
怒り口調だが、しかし
前面にあるのは柔らかな雰囲気。

姉が応じる。
「うちも、今日柏餅たべたよー」。

甥っこの笑顔と柏餅の写真。
9歳になったばかりの甥っこは
まだまだあどけなく
可愛い笑顔を見せている。

実は私も。
昨日買ったちまきを
今朝、食べていた。

計らずもたくさん買い
計らずも遅い帰宅で、
翌日に持ち越されたちまき。

一日遅れの“子どもの日”を
偶然にも
父、母、姉、妹。
家族全員が今日味わっていた。


「私も今朝ちまき食べてたよー」

送ろうとして、
ふと、手が止まる。

LINEのやりとりの最後
母からの文章が目に飛び込んだからだ。

「今年で44回めの結婚記念日です。
ゆっくり過ごしたいです。
健康に過ごせますように!」


母は、去年入院していた。
今はもうすっかり元気なものの
当時は予想外に入院期間が長引いた。


母は続けて書いていた。

「りんちゃんの誕生日プレゼント何がいいかな?」


私なりに、色々思うところがあって
今年は帰省しないと決めたGW。

予定が立て込んで…というのは
確かに半分真実だ。
けれどそれほど単純でもないのは、
目下私だけの秘密。

もう40歳にもなる娘を
いつまでもいつまでも
彼女なりに大事に思ってくれている

⁡壮絶、という表現は過剰すぎるし
たくさんの愛情をかけて
育ててくれた
それはとてもよく分かる

だけどそろそろ
脱皮していかなければいけない
その時が私には来ている。


吹き絵みたいに
感情が入り混じって、
私は返信を打てずにいる。


元気でいてくれたら。
ふたりが幸せでいてくれたら。


今は、ただそれだけでいい。

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