シェア
泡沫蓮
2020年7月6日 04:37
いくら鎖をかけたって君の想いはとめどなく溢れ流れていたらしい思いの丈をそのままにそんな国から来た君は猜疑心で満たされた僕らの街で立ち尽くす眉間に深いしわを寄せ爪を腕に食い込ませ必死に堪えていた君は今どこにいるのだろう紡いだ言葉で縄を綯い首に巻いては飛び降りる何度だって繰り返す君が帰るその日まで