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泡沫蓮
2020年6月14日 20:43
僕の世界には色がないそう気づいたのはもう随分と大きくなってからだった白黒の世界は生き易く線の内側にいさえすれば誰も何も言わなかったから目に映る全てに何の疑いも抱かなかった世界に色がある事を教えた君は僕を引き上げた後、笑顔で手を振り去っていった以来僕はこの彩られた世界に取り残されたまま何色にも染まれずかといって透明にもなれず今尚呆然と立ちつくしている