お酒メモ6:テロワール(ワイン)
フランス語で ’terroir ' とつづられる「テロワール」は、フランス特有の考え方。実は日本語ではぴったりと表す言葉がないんだよねぇ。まあこれは良くあるよね。英語のGood Morningは日本語でおはようみたいな。
で、日本内ではいろいろとテロワールが解釈されていて、主に「気候」「土壌」「地勢」などという言葉が用いられがち。でもテロワールはそんな単純に土壌や天候といったそれぞれだけを指しているのでない。
単語では表せないから文章にすると、テロワールとは「ブドウが生まれてくる環境全体のこと」となる。
今まで「品種」とか「熟成」とかに触れてきたけど、テロワールもそれらと同様、あるいはそれ以上に味の決め手となってくる。なぜならワインづくりには場所、土、天気といった自然要素が非常に重要視されるからだ。栽培する環境が変わればたとえ全く同じぶどう品種を育てたとしても、出来上がるブドウ(ワイン)は違ってくるのだ。
実際にフランスでは畑に階級がつけられている。もちろん特級畑で作られたワインはめちゃくちゃ値段が高くなりがち。
そのうち国ごとの違いに触れていこうかな。