心身を浄めるには
こんばんナム(^人^)
水を被る時に唱えているお経文の解説です
そのお経文は以下の通りです
澡浴塵穢(そうよくじんね)
着新浄衣(じゃくしんじょうえ)
内外倶浄(ないげぐじょう)
安処法座(あんじょうほうざ)
法華経安樂行品第14の一節です。
法華経を説く際の心得が示されています
訳しますと
塵や穢れを払い
新しい浄らかな衣を着て
身も心も浄くして
説法の場である法座に、落ち着いて座り
(人々からの質問に随って教えを説きなさい)
※カッコ箇所は、後に続くお経文「随問為説」
心身を浄めることの大切さが説かれているのですが
まず、自分自身が煩悩の塵で穢れていると、自覚することが大切であり
穢れを認識しているからこそ、洗い清めることができます
部屋がいつまでも汚れていると、汚れた状態が普通になってしまい
汚れていると気づかず、さらに汚れがひどくなっていきます
逆に、綺麗な部屋であれば
ちょっとした汚れにも、すぐに気づくことができ
掃除することで、常に部屋は綺麗な状態に保たれます
人間は「煩悩」という心の汚れを常に持っています
怒り、貪り、愚か、恨み、嫉妬などなど・・・限りがありません
煩悩ですぐに汚れてしまうので、汚れるたびにキレイにする
心身を清浄な状態を保つために、まずは煩悩を認識することが大切なのです