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繊細な鱒寿司 プロセッコそして土着品種ノジオーラも寄りつけず
帰国後の自宅への帰り道、ます寿司、サーモンたくあんを購入。
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サーモンたくあんはサーモンを軽くたたいたものに刻みたくあんを混ぜて軍艦巻に仕上げられている。
駅構内でぱっと買ったます寿司でさえも包装から美しい。帰国したことを実感。。
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これらの料理に合わせたのはイタリアの気軽なスパークリングのヴェネト州のプロセッコと、トレンティーノ・アルト・アディジェ州の土着品種ノジオーラの白ワイン。
ボトルの美しいプロセッコから。2,000円台中盤で風味にも満足でコストパフォーマンスは素晴らしい。またパーティの彩りにも良さそうだ。シャンパンが切れたときに用意しておくとしっかりと華やかな場を繋いでくれそうだ。
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ピッチーニ, ヴェネツィアン ドレス, プロセッコ DOC, イタリア, グレーラ, 2,479円
Piccini, Prosecco DOC, Italy
香りにはフレッシュなリンゴ、青リンゴ、ほのかに洋梨、白桃、微かにほしわらやヴェジェタルなスパイシーなタッチが香る。
風味にはみずみずしい凝縮感のフレッシュな果実味、酸味は中庸、微かに残糖を感じるチャーミングな風味のチューニング、余韻には微かにビターネス、シンプルな印象だがプロセッコらしいカジュアルな魅力をしっかり体感でき且つ余韻はしっかりとドライ。
さて、ます寿司に合わせると魚の繊細な風味のバランスが崩れてしまい臭みが強く立ち上がってしまう。見た目は少々似たようでサーモンとは脂の質や風味の繊細さがまったく異なる。泡ものは少々癖の強いシーフードにも合わせやすいというセオリーも通じなかった。
相性: ★★☆☆☆
続いてサーモンたくあんに。サーモンのやや力のある脂と旨味がたくあんの甘味と酸味によって挽きたてられ、そこにワインの泡の刺激と微かな残糖が心地よく寄り添う。魚の旨味や醤油にはワインの残糖が良いつなぎ役になる。
相性: ★★★★☆
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カンティーナ ラヴィス クラシック ノジオーラ, イタリア, 2020, 1,964円
Cantina Lavis, Nosiola, Dolomiti IGT, Italy, Trentino, 2020, 12%
明るい中庸から軽快な色調、ほのかに細かい泡がグラスに張り付く。香りにはフラワリーな第一印象、青リンゴ、青いマンゴーのゆったりとしたようでほのかに引き締まったフレーバー、微かにハーバルなタッチ、樽香もなくフレッシュでボリュームはやや軽め。
風味にはみずみずしさを覚える凝縮感、酸味は穏やか、中盤から余韻にほのかに蜂蜜のようなタッチ、余韻はしっかりとドライ。
さて、ます寿司に合わせるもやはりますの繊細な風味バランスには受け付けられなかった。。。プロセッコにしてもこのワインにしても果実味を感じるやいなや、ますの臭みが立ち上がる。ますの繊細な風味を邪魔せず寄り添ってくれるのは日本ワインの甲州品種の繊細さしかないか。
相性: ★★☆☆☆
サーモンたくあんに。たくあんの甘辛の風味にワインのフラワリーな香りが心地よいつながりを見せてくれて楽しい組み合わせ。
相性: ★★★☆☆
ます寿司に合わせるワインはないかとさらにセラーを漁ってみた。シェリーに使われるペドロ・ヒメネスを使用した白ワイン、『ボデガス ヒメネス スピノラ, エクセプショナル ハーヴェスト, ペドロ ヒメネス スペイン, 2,618円』にも合わせてみた。牡蠣にも合うとされる癖の強いシーフードにも寛容なワインにも合わせてみたがこれもよくなかった。力強いワインで牡蠣のクセにぶつけるのには良さそうだが、鱒の繊細な風味はバランスが崩れてしまう。次は甲州品種で試してみよう。
相性: ★★☆☆☆