番外編 -かどで-
おはようございます。
今朝の青森は風が強いですが日差しが降り注ぐ気持ちの良い朝です。
昨日まで仕事に追われ過ぎて、今朝は3度寝くらいしてゆっくり起きました(笑)
今日は番外編ということで、新年度にちなんで「門出」をテーマに書きたいと思います。
新年度になり、新たな門出を迎えた方も多いと思います。
おめでとうございます( *´艸`)
仕事で障害者の就労支援に携わっていますが、無事就職が決まった方がいて送り出すことが出来ました。
最初の頃は心身ともに不安定で、些細なことで不安を感じてしまう方でした。それでも「就職」を諦めずに本人のペースで少しずつ進む姿を見てきました。
少しずつ課題を克服しながら、働き続けるために必要なことを学んでいった姿はスタッフにとっても励みになりましたし、心強かったです。
本人の希望する仕事に無事決まって、本人は「不安が大きい」と言っていましたが、就職に向けて頑張っている仲間にとっては「見本」となる存在です。自分に自信をもって前を向いて少しずつ頑張ってほしいなと思います。
就労支援をしていて思うことは、就職が決まる人となかなか決まらない人の差が顕著に表れること。
個人的には次の3つの違いがあると思っています。
①素直に人の話が聴ける力があるか
②出来ることを増やそうとする力があるか
③障害者ではなく一人の社会人として生きようとするか
①について。
職場で私は「グループワーク」を主に担当していて、社会人としての心構えや働き続けるために必要なこと人間性について等を伝えています。利用者同士の意見共有、過去の経験や今後について考える内容もやっています。
その中で、「素直に人の話が聴ける」人とそうでない人との差はこちらから見ると顕著に表れます。表情や聴く姿勢・行動など。
もちろん、その時の体調や精神的な部分も本人たちなりにあるとは思いますが、そのことを自ら伝えてから臨むとか気持ちを切り替えて臨めるか等も見ています。そこも働く上では必要な力。
②について。
障害の有無に関わらず、自分の苦手なことから逃げたくなるのは誰にでもあります。私にもあります(笑)
それでも、「働くために必要なこと」は身につけた上で就職しないと結果的に本人が1番辛い思いをします。
それと、企業側は「自己肯定感の低い人」は採用したくありません。
自分の良いところや強み(もちろん他者からの評価もふまえて)等を自分の言葉で言える人や苦手なことを少しずつ克服しようとする意欲のある人をどの企業でも採用したいはず。
③について。
私は就労支援の仕事を累計で8年くらいやってきました。障害者だけでなく大学生の就労支援も少しですがやらせていただきました。
障害者の就労支援の方が長いので、今は福祉よりの考え方にはなってきていますが、福祉の目線だけでは「就職」は厳しいと思っています。
就職すると「働く楽しさ」だけでなく「厳しさ」「理不尽」「注意」など、色々な環境下で働くことになります。その現実も伝えていく必要があると思っていて、伝えた後に精神的不安定になったとしてもそこを乗り越えないと「働き続けること」は難しいから。それと、「障害」に甘えないでほしいと個人的に思っています。障害の有無に関わらず、お給料をもらって働くことには変わりないし「責任」「自覚」も伴うからです。
色々と書いてしまいましたが(笑)、就労支援に携わっているのも過去の経験があるので「自分と似たような経験をする人」を減らしたいという想いからやっています。
その辺もどこかのタイミングで書けたらいいな。
新しい門出を迎えた皆さんに幸あれ🌸