佐藤光留&佐藤栄太郎兄弟のカレーを食べた話
はじめに
2023.5.24、私は巣鴨駅から程近い場所で行われた、とあるイベントに足を運んでいた。
プロレスラー・佐藤光留と、indigo la Endのドラマー・佐藤栄太郎の佐藤兄弟が、自作のカレーを振る舞うという異色のフードイベント。
indigo la Endを全然聴いたことの無いプロレスファンという立場ながら、今回のイベントが無性に気になってしまい、行くことに決めたのだった。
場所は巣鴨駅から徒歩2分ほどの好立地にある『TAKOYAKI STAND をごちゃん』
19:00の開店前に、私を含め5~6名ほど並んでいたイベントは、開店早々にイートインコーナーのカウンター5席が埋まり、待機列が出来る盛況っぷり。
元々、店内はカウンター5席に加え、2人掛け×2組が入れそうな桟敷席しかない手狭な空間ではあったが、桟敷席を潰して兄弟のカレー鍋を置いていたこともあり、さながら店内は人気ラーメン店のような切迫感を醸し出していた。
つまり、次の人に席を空ける為、店に長居できない状況だったのだ。
あまりの大盛況っぷりに、イベンターはこう洩らした。
とはいえ、店内の雰囲気は明るかった。
兄弟のやり取りだけでなく、「チェキあるからね!」、「ドリンクあるからね!」と薦めてくる、をごちゃん店主の積極性と陽気さにもやられた。
初めて訪れた店だったけれど、隠れ家っぽい雰囲気も感じられて、平時でも行ってみたい店だった。
血縁が感じられた、兄弟の"相掛けカレー"
そんなカレーイベントで私が頼んだのは、肉とシーフードの相掛けカレー。
兄弟の作ったルウを、ライスの両サイドに携えるという、何とも贅沢なフォーメーションだ。
(お値段は1,500円也)
率直な感想を述べてしまうと、カレーは非常に美味しかった。
グルメ素人でも食べた瞬間、ルウを使わずスパイスから作っていることがハッキリ感じ取れるクオリティの高さ。
それでいて、味は辛すぎず食べやすい。
カレーを食べている途中、店主が「ご飯炊きすぎたかもしれない」と洩らしていたが、もしも私の目の前に皿が出てきていない段階だったなら、確実にご飯を大盛りにして頼んでいた事だろう。それくらい、ご飯が進む味だった。
兄・光留の作ったカレーはシンプルな具材ながら拘りが感じられた一方、弟・栄太郎のシーフードカレーはイカやエビなどを用いて具材への拘りが窺えるものだった。
自炊で店に出せるレベルのカレーを作れてしまうとは、何て恐ろしい兄弟なのだろうか…?
ただ、それ以上に凄みを感じたのは、兄弟のファン層だった。
片やプロレスファン、片やindigo la Endファンという、実の血縁が無ければ結び付かなかったであろう組み合わせが、をごちゃんの店内で起こる奇跡。
そんな、雰囲気の異なるファンを携えた兄弟同士なのに、基礎が拘り抜かれたカレーという点で、深い血の繋がりを感じずにはいられなかったのである。
弟のオススメを受けて筆者も実践してみたが、肉とシーフードなのに混ぜても味が喧嘩したり不協和音を起こしたりすることが無く、自然と調和していった事も、私の中の確信に至った次第だ。
まとめ
カレーがなくなり、チャーハンイベントに移行するほどの大盛況だったという今回のカレーイベント。
イベンター本人も言っていたように、カレーを食べ終わったらすぐに出ていかなくてはならないほどの慌ただしさ。
それでも、カレーが出てくるまでの雑談や、チェキ撮影タイムなどでは、イベンターの二人が積極的に話し掛けてくださるという僥倖!
兄・光留からはイベント終了後に、夏頃に企画を仄めかすツイートも…。
本当に美味しかったので、また行きたいです。。。🥺
(レシピが欲しい!)