地域に馴染む"ネイバーフッドアンドコーヒー 池尻2丁目店"
1996年に日本のスタバ1号店がオープンしてから24年。現在では国内に1800店舗近くあるという。
最近では中目黒のリザーブ ロースタリーやGINZA SIXのリザーブ バーなど、世界中から厳選した豆を注目を受けてからバリスタが豆に合った多彩な抽出方法で提供する、コーヒーを体験として楽しむことができる新業態のお店が増えている。
そんな中でネイバーフッドアンドコーヒー池尻2丁目店は2014年にインスパイアード バイ スターバックスとして誕生した。
スタバが積極的に出店してこなかった住宅地において、周辺環境に溶け込み、くつろげるカフェ空間を提供することを目指した新業態だ。
のちに「ネイバーフッドアンドコーヒー」と店名を変えて、現在では国内に8店舗あると言う。その多くが奥沢、代沢、駒沢など世田谷区、目黒区の住宅街に位置することから、地域に根ざした空間を目指していこうという姿勢が伺える。
普段のスタバとはちょっと違う、でもスタバな居心地が味わえる。
1.スタバブランドは密かに
池尻1丁目店のデザインテーマは「アーバンボヘミアン」だ。
池尻大橋駅からお洒落なデリのお店などが建ち並ぶ通りを進んでいくと、外観が木板で貼りめぐらされた店舗が見えてくる。
見慣れたロゴデザインもスタバの文字もグリーンのものではなく、焼印でひっそりと存在感を消すように佇んでいる。
これもが近隣への景観配慮なのかもしれない。
1.希少な豆のコーヒーを楽しめる
ここではリザーブロースタリーで提供されるコーヒーが楽しめる。価格はやや高めだが、解説のカードももらえて、じっくり静かにコーヒーを味わいたい時には適している。
フードメニューも通常のスタバにないケーキなど楽しめる。
3.無国籍な雰囲気満載
店内はスタバ然とする落ち着きにハンドクラフトなインテリアが調和している。家具はスタバの店舗で使われていたもののリメイクが多い。壁のアートワークはコーヒー生産地をテーマにさまざまなファブリックを組み合わせているという。これらはインテリアデザイン専門学校の学生に協力を仰いでいる。
しっとりと手触りがよい木のテーブルや使いこまれて革のテカりが割れが味わい深い。
ファブリックはコーヒーベルト付近と思われる民族模様が特徴的でコーヒーと共に楽しめる。
スタバのちょっと変化球として行くも良し、近所のくつろげるカフェとしてマークするのもありだ。