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【精神科看護師】私の仕事

こんにちは
心が分かるnote 運営のリリーです。


私の仕事は、精神科訪問看護師です。

急性期病院で働いた後、
訪問看護(小児医療・ターミナル期・慢性疾患)
デイケア併設の精神科クリニック(7年)
精神科訪問看護(2年目)をしています。

対話で治療していく先生に出会ってから

私なりにその対話方法を学んだり・心理学を学び仕事に生かして日々励んでいる。

1件1件患者さんのお宅に伺い、
体調や精神状態を観察しに行くお仕事です。

【ふらっと寄ったからお茶でもしましょうよ】
という感じで訪問しています。

一人一人の個性やニーズを見極め、
散歩に行ったり
簡単なご飯を準備したり
部屋の清掃をしたり

これらは全部患者さんと一緒に行います。

そして些細な話から信頼関係を築いていく。
信頼関係を作る為に、雑談すらも積極的に楽しんでいます。

何気ない雑談の中に、相手を知る為の情報がたくさん詰まっているからです。

そうやって、些細な話から、日常の事・家族間の事・通所先での出来事へ話を広げていきます。

・否定はせずに
・良いか悪いかのジャッジもしない
・自分の意見は飲み込んで
・頭の中に真っ白なキャンパスを準備をして
・話を遮ったり腰を折ったりせず
・最後までしっかり話を聞く


それは違うなと思ってもすぐには指摘をしません。

話を深めていくうちに「間違っていたな」と気付きを与えられるような対話をし、時には、私の言葉から気付きを得てもらえるようお手本のようになることもあります。

例えば、お店の人に聞いたのに粗末なものの言われ方をして恐喝めいたことを言ってしてしまう人がいたとします。

恐喝された相手がどう思うか、その反応を私がします。

人って自分がしたことの良い事悪い事の判断は
ほとんどの人が出来ているので、内省することが出来ます。
(善し悪しが分からず行動に制限がかけられない人は入院です)


ここで指摘したり注意したり、
ダメな部分ばかりフォーカスしてしまうと。

これまで積み上げてきた信頼関係がなくなり
逆に反感を買ってしまいこちらの話を聞いてくれないと言うことが起きます。

よくありませんか?話の途中で、こうしたほうがいいよっていう人。

そんなこと言われて、「そしたら明日からそうしまーす!」とは、絶対ならない。

ムッとするだけ。

最後まで聞いてくれなかったことに対して
誰もがモヤモヤするものです。

様々な出来事を気軽に話してくれるように
一人一人の個性を受け入れて、一人一人の良いところを引き出し、【あなたにはこんなに良いところがあります】どうでしょうか?と提示していく。

そこでまた社会と繋がれるよう、不安要素が少しでも減るように、安全安心な基地を患者さんとの関係の中で作り上げていく。

成長段階で獲得できなかったことを再構築していく。
 

精神科ってネガティブなイメージを持つ人が多いけれど、私たちなにも変わらない同じ人なのです。


看護師だから上・患者さんだから下なんてことはなくて、成長段階で色んなことがあり今に至っているだけなのです。

私は精神科訪問看護師として、これからも誰もが苦手な部分と上手く付き合っていけるようにと願いながら関わっていきます。

それが私の仕事であり、私の心の奥底にある情熱です(^^)



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