【成功者は〇〇こそがチャンス!?】
こんにちはリレクションズです。
今日は弾丸で館山に行ってきました。
滞在時間3時間です。運転してる時間の方が長い。運転中はもっぱらインプットの嵐です。
日々仕事を効率化するべく色々考えながら行動してます。
歩きながらネタを探して、記事を編集して、そんな感じです。
では本題です。
この話は結構ビックリしました。
「フライトレコ ーダ ー 」が全飛行機に搭載された理由を知っていますか?
世界初の量産型ジェット旅客機であった 、「コメット M k 1 」 。
1953年から1年 、この飛行機には次々と事故が起きた 。機体が空中分解するという事故です。(怖!)
一機目は 、コルカタの空港からの離陸直後に機体がバラバラになった 。次に地中海のエルバ島上空を飛行中の機体が真っ二つになった 。
その数週間後 、今度はナポリの沖合いで墜落事故が起きました 。
三つの事故の生存者はいずれもゼロ。
コメット M k 1は飛行停止処分を受けました 。
でも不思議なことに機体に事故原因となるようなものは見つけられなかったんです。処分はその後なくなりました 。
にもかかわらず運航再開からわずか2週間後 、コメットはまたしてもナポリ沖に墜落しました。
それ以降コメット M k 1が空を飛ぶことは二度となかったとのことです。
結局 、何が原因だったのか ?
それは、「窓の形が正方形だから」でした 。
「正方形の窓 」の角から生じたヒビが機体全体に広がり 、最後には飛行機がバラバラになるというんです。
まさか!ですよね?
いまでは 「丸窓 」の飛行機しか見ないのは 、そのためだそうです。
でもそれ以上に重要なのは 、この事故をきっかけに導入されるようになった 、もうひとつの対策です 。
事故の原因究明にたずさわった科学者のデビッド ・ウォ ーレンが 、衝撃に強い
「フライトレコ ーダ ー (飛行記録装置 ) 」
を定期航空便全機に搭載するよう提案し 、そのアイデアが採用されたということです 。
コックピットのパイロットたちの会話など 、毎秒膨大な量のデ ータを記録できるフライトレコ ーダ ー は 、墜落原因の正確な分析に大きく役に立っている 。
問題の原因究明をこれほど重視するのは 、航空業界ならではだ。
以前とあるハウスメーカーの新築工事に携わった時、後期が大分遅れた。
施主さんが建築中の我が家を見にきた時、すでに貼られていた外張り断熱の外での保存期間が1日過ぎていたのを見つけたんです。
即外壁を全てはがし全部の材の有効期限をチェックするように指示され、8割できていた建物は元の躯体のみに戻されました。
改めて新しい材料を発注しやり直し。
皆がおもいました。1日くらい、もうほぼ出来上がっているのに、なんで?
そこの施主さんは飛行機の整備士でした。
欠陥が一つでもあると大事故に繋がりかねない職業の性質上、
見逃せなかったのでしょう。
「ハドソン川の奇跡 」を覚えてますか?
ハドソン川へ見事な不時着を果たしたサレンバ ーガ ー機長は 、事故後 、こんなことを書いています 。
「現在の飛行に関するあらゆる知識や規制や手続きはすべて 、どこかで誰かが墜落した事故から学んだ結果である 」 。
ひとつひとつの事故で学んだことを 、未来のフライトの安全性向上に役立てているんです。
「失敗からの学習 」であるこのアプロ ーチは 、
”すぐれた思考法”として 、
人生においても活かすことができる 。
たとえばイギリス人ジャ ーナリストのマシュ ー ・サイドは 「失敗から学習する 」というコンセプトで一冊の本を書き上げている 。
そんな航空業界と人間は 、全く違う、関係も無いのに 。
自分の脳をごまかしてみても 、なんにもならない。
たとえば 、あなたには 、数年前に 、ひと株100円で購入した持ち株があるとしよう 。
いまではその株の相場は惨憺たるもので 、株価はたったの10円 。
そんなとき 、どうしますか ?
あなたは当然 、株価の回復を願い 、そのためにその要因を探しまくるかもしれない 。
人によっては 、その会社の経営に激しく怒りを感じたり 、
酔うことでそのイライラを紛らわせようとしたりもするかもしれない 。
でもそこで現実を受け入れ 、 「自分のフライトレコ ーダ ー 」を分析しようとする人は全然いないのだろうか?
この場合必要なのは 、
( a )現実をありのまま受け入れる。
( b )失敗から学習する。
というたったふたつ 。
人間の感情で 、現実は動かせない 。
前にも書いたようにイライラは人の理性的な判断を鈍らせる。
もしもあなたの口座がマイナスになったとしても 、あなたの気持ち次第でその事実が変わるわけではない 。
奥さんに送りつけてしまった怒りのメ ールは 、飲んだお酒の量を言い訳にしたところで 、なかったことにはできない 。
人間の身体に巣くう癌も 、希望的観測なんて構うことなく、増殖を続けるものです。
ロンドン ・スク ール ・オブ ・エコノミクスの心理学者 、ポ ール ・ド ーランは 、こんな指摘をしているんです。
「体重が増えつつある人は 、たとえば仕事のように 、体重とはあまり関係ないことにだんだんと興味の中心を移していく 」
それはなぜか?
気持ちを”太っている事実”から目をそらすほうが 、やせるよりもラクだから 。
明日からダイエットの明日からってところがまさに。
あなたが気持ちをどこに置こうが 、どんな理由で何に興味を持とうが 、事実は少しも変わらない 。
また 、あなたがその事実についてどう思おうが 、どんな感情を持とうが 、現実世界には何の影響も及ぼすことができない 。
自分の脳をごまかしてみてもなんにもならないのだ 。
イギリスの哲学者バ ートランド ・ラッセルは、
「自己欺瞞をなくすことこそが 、確実で長く続く幸せを手に入れるための絶対条件である 」
と 書いています 。
確実で、永遠に続く幸せは存在しないと考えれば 、この言葉は大げさでも自己欺瞞とよい人生は両立できない。
ラッセルの指摘は的を射ていると思う 。
「好ましい現実 」を受け入れるのは簡単 。
でも「好ましくない現実 」もまた受け入れなくてはならない 。
むしろ「好ましくない現実 」こそ 、受け入れる必要がある 。
正直な話、自分は漫画が好きな今で言うオタクでコミュ症、おしゃれでもなく親の言われるまま洋服を着ていた。
周りが大人ばかりでどううまく切り抜けていくかを考えていた。
自分でいくら取り繕おうが現実ははっきりしている。
その思いがあったからこそ、逆にそれを強みにし、自ら変化し、大手ブランドの大型店舗でもメインのセールスとして活躍できた訳ですが。
あなたにも思い当たる節があるのではないでしょうか?
語学の才能がないとか 、経営に不向きだとか 、生まれつき身体能力に恵まれていないとか 、
自分には何が不足しているかを考え 、その 「事実 」をきちんと受け入れるべきなんです 。
「失敗の原因 」を突き止めるたび 、人生は上向く。
でも 、 「自分に足りないところ 」や 「自分の失敗やつまずき 」を率直に受け入れるには 、具体的にどうすればいいのだろう ?
それは 、自分ひとりではなかなか難しい 。
往々にして私たちは 、自分のことより他人のことのほうがよくわかる 。
そのため 、他人に失望することは多くても 、自分自身に失望することはめったにない 。
一番いいのは 、あなたにありのままの真実を示してくれる 「人生のパ ートナ ー 」や 「友人 」を持つこと 。
それでもあなたの脳は 、好ましくない事実をどうにかして美化しようとする。
前にも書いたが高いサービスを買ったときはとても価値のあるものだと思いたがる。
それがたとえ無料で皆が得ることのできる情報だったとしても。
でも時が経つにつれて 、周りの人たちの声を素直に受け入れる姿勢が身についてくるはず 。
すでに書いたとおり 、私たちはありのままの事実を受け入れるだけでなく 、 「失敗 」から学ぶ必要もある 。
それにはここで言う、
「あなた自身のフライトレコ ーダ ー 」
をつくっておくことだ 。
重要な決断をするときには 、想定できること 、思考の過程 、結果など 、頭に浮かんだことをすぐに書き留めておこう 。
自分の決断が間違いだったとわかったときには 、そのフライトレコ ーダ ーを見直して、
あなたの考えのどこに問題があったかを細かく分析すればいい 。
難しいことではない 。
失敗をして 、その失敗の原因を突き止めるごとに 、あなたの人生は向上する 。
失敗の原因がわからなければ 、あなたはまた失敗をくり返すことになる 。
だが 、粘り強い分析をして原因を解明しておけば 、同じ失敗は避けられるんです 。
「失敗からの学習 」は 、プライベ ートなことだけでなく 、ビジネスでも役に立つ 。
どの企業も 、失敗から学ぶという手順を標準マニュアルとして取り入れるべきだろう 。
素直に事実を受け入れて 「失敗からの学習 」ができたら 、
今後のために突き止めた 「失敗の原因 」を取り除く努力をしよう 。
問題は 、手に負えなくなるまで放置すべきではない 。
現実を受け入れよう。
ありのままの現実を 。
すぐには難しいかもしれない 。
好ましくない現実は特に 。
受け入れるための努力をすれば 、その努力はやがて報われる 。
人生は単純じゃない 。
どんなによい人生でも 、たくさんの失敗がある 。
たまの失敗があるのも仕方ない 。
重要なのは 、 「失敗の原因 」を突き止めること 、そして 、その 「原因 」を完全になくすことだ 。
問題はプレミアがついたプレミア時計みたいに価値は上がらないのだ 。
好ましくない現実こそ受け入れよう。
失敗を活かすことこそ、成功への道のりとも言える。