「夫(恋人)の不幸が嬉しい」という悩み?への解答
「旦那が憎い」「夫の不幸が嬉しい」という女性のお悩みに対して、模範解答として多いものが、「相手の良いところを見ましょう」「不幸探しをしてはいけない」といった”視点をずらす”ことで気持ちを楽にする方法ではないかと思います。
ただそれでは解決しない場合も多く、例えばお姑さんとばかり仲良くする旦那さんにイライラを募らせているケースで、旦那さんの良い面、自分が恵まれている側面に目を向けて「仕方ないか」「(生活費をもらっているから)我慢するか」と ”考え方を変化させた” つもりでいたとしても、お姑さんばかりかまう旦那さんを現実として目の当たりにすれば、また同じようにマイナスな感情が沸き上がると思うのです。
※”考え方を変化させて”解決した場合は、もちろん御の字です。
ここで、(今、例えで取り上げているケースで考えると)どのお嫁さんも、お姑さんと仲の良い旦那さんに「イラッ」とくるのでしょうか。
もしかしたら、そのお嫁さんは友人にも嫉妬の感情が湧いているということはないでしょうか。
同じことが起こっても、人によって感情の持ち方に違いが現れることに注視すると、”内面を振り返る”と楽になれるかもしれないと気付けるようになります。
もしかしたら「私もお母さんと仲良くしたかった」「私に優しくしてほしい」「もっとかまってほしい」という感情の裏返しが、「旦那が憎い」「夫の不幸が嬉しい」に繋がっているのかもしれません。
ですが、必ずしも相手側(ここでは奥さん)の気持ちの持ち方(深層心理)に原因があるケースばかりでなく、旦那さんの横暴さ(モラハラ・パワハラ)に由来する抑圧された感情の表出かもしれないので、その場合は応急処置が必要です。
最後に、嫁姑問題は核家族が増えても依然として消えない問題です。
女性(母親:Aとします)にとっての長男(Bとします)、男性(父親)にとっての長女の存在は「初めての子」という意味では特別な意味合いをもつ上、パートナーシップが上手くいっていない夫婦関係の場合(A夫婦)、必ず子ども(B)に依存するようになっていきます。
依存関係を脱した子(B)の場合はまだしも、何歳になっても親の側から見て、子どもが「良い子(B)」の場合、「良い子(B)」の妻が嫁姑問題を抱えるケースが多いです。これは「良い子(B)」の妻が高学歴で、一般的に優れた妻とされるような場合であって、理解力に期待できるようなケースであってもです。