私の読書術(!?):目を休ませながら、本で学び愉しむ
最近、目が疲れていませんか?目を使いすぎていませんか?
仕事や勉強で目が疲れるのは、よくあることです。PCモニターとにらめっこだったり、資料や本をたくさん読まなければいけなかったり。レポートを作成するのに、PCモニターではなくスマホを使う学生さんもいるようですね。かなり目を酷使しているというべきでしょう。
趣味の時間でも、目が疲れるのはよくあることです。映画やドラマ、アニメ、漫画、ゲーム・・・どれもしっかりと目を使うのがふつうでしょう。こういう日々を送れば、目は常に疲れています。老眼がはやまったり、脳にダメージが蓄積されたりと、大きな問題につながる可能性もあります。
それでも、本を読みたい。あるいは、本を仕事や勉強などで読まなければならない。そういうこともあるでしょう。
私が行っていて、ここでおすすめする読書術(?)は、本をスマホなどで読み上げてもらうことです。アマゾンのキンドルなどの本を、スマホなどの機器の読み上げ機能を使って、読み上げてもらうという方法です。
この方法自体はどこかで見聞きしたことがあるでしょう。しかし、おすすめする理由はあまり見たことがないかもしれません。
なぜ機器による読み上げがおすすめなのか?
1,目を休ませることができる
→この点はあまり説明が必要ないかと思います。
2,一歩踏み出せない時に役に立つ
→読みたい本だけ読めればよいですが、そうもいかないこともあります。仕事のため、勉強のため、あの本も読んでおかないと・・・・だけど、気が重い。積読になる。どんどんたまっていく・・・。
そういったときこそ、本を機器に読み上げてもらいましょう。
自分の目で読むのは、能動的な作業です。自分の意志で、目を動かして、テキストを読み進める必要があります。
これにたいし、読み上げは機械がやってくれます。ページが他力で進んでいきます。気が重いときは、とりあえず聞き流しからスタートしましょう。読み上げであれば、こういう始め方が可能です。
3,黙読よりも読み上げたほうがよい場合もある
本を読むという場合、ほとんどの人は音読ではなく黙読しているでしょう。しかし、そもそも、本は黙読すべきものなのでしょうか?
黙読が普及したのは識字率が高くなってから、近代以降だといわれています。それ以前は音読が主流でした。声に出して読むのです。
では、音読は識字率の低い時代の、過去の産物なのでしょうか?そうとはいえない場合が、少なくとも2つあります。
1つ目の場合は、音読したほうがよいテキストの場合です。たとえば、詩歌です。日本の和歌などは、対面で声に出して読むのが当たり前のものとして、つくられてきました。文字面だけでなく、音の響きがとても大切です。というより、音の響きがなければ、不十分というべきでしょう。
ほかにも、シェイクスピアなどの演劇の脚本なども同様です。このような詩歌や戯曲などのテクストは、そもそも、音声も含めた「パフォーマンス」のための道具の一つでしかありません。そのため、黙読よりも音読のほうが合っているというべきでしょう。これらは音読することで、理解が多角的になってきます。
自分でこれらを読み上げるのも、それはそれで味わい深いものです。他方で、誰かに読み上げてもらうと、閃きや気づきをえやすいように思います。というのも、読み上げはマルチタスクですので、その分余裕がなくなるからです。他者に読み上げてもらうなら、余力があるので、そのぶん閃きやすいのでしょう。
2つ目の場合は、読み上げが他の人のためになる場合です。これは読者のあなた自身というより、その家族や友人に関わるでしょう。たとえば、小さな子どもや、目の不自由な方、知的障がい者の方などのために、読み上げる場合です。
昔は、文字を読める人は読めない人のために、本などを読み上げていました。家庭内で、父親が母親や子どもたちのために聖書や新聞を読み上げたり。中年の男性が道端で、近所の人達のために新聞を読み上げたり、と。
今日において、機器がそのような役割を目の不自由な方々などのために、手軽に担ってくれるでしょう。よって、読み上げの機器はそのような方へのプレゼントに適しているとも思います。
自分で使っている・使っていた機器やサービス
読み上げてくれる機器としては、私は2つ使っています。スマホとスマートスピーカーです。
多くのスマホには、読み上げ機能がついています。スマホに表示された電子書籍やWebページなどを読み上げてくれます。読み上げ機能は無料ですので、気軽に使えます。
ただし、ときどき、正常に作動しないことがあります。また、読み方が間違っていることもあります。読み上げを続けていると、案外、電池が消費されると感じます。それでも、この機能は便利ですので、適宜、使っています。
私が読み上げで主に使っているのは、スマートスピーカーです。スマートスピーカーは、AIがアシストしてくれるスピーカーで、音声だけで操作できます。GoogleやAmazonなどが販売しています。
読み上げに最適なスマートスピーカーは、AmazonのアレクサのEchoシリーズです。というのも、Amazonのkindleやオーディブルの本を音声操作だけで読み上げてくれるからです。
たとえば、アレクサにたいして、「アレクサ、●●の本を読んで」といえば、アレクサがその本の読み上げを始めます。「アレクサ、とめて」といえば、読み上げをやめます。スマホの読み上げの操作と比べると、アレクサは非常に楽なので、重宝しています。
さらに、アレクサがKindleの本を読み上げることができるというのも、実は大きな利点です。スマホなどのKindleアプリには、読み上げ機能がないからです。昔はあったような気もしますが。
様々な電子書籍がKindleや他の媒体で売られています。それらを直接、音声だけで手軽に読み上げられるのは、私の知っている限りでは、アレクサだけなのかなと思っています。
ちなみに、Kindleでは、青空文庫にアップされている多くの日本文学作品が無料で利用できます。つまり、夏目漱石や芥川龍之介などの近代文学などの名作がアレクサでも無料で利用できます。これらも、音声だけで、読み上げの操作ができます。
注意点としては、読み方が不正確なこともあることです。また、ネット環境がないと、使えません。無料作品以外を読み上げてもらうには、Kindle本を買ったり、オーディブルに登録したりする必要があります。
この点については、kindle unlimitedやオーディブルを利用してみるのもよいでしょう。読みきれない・聞ききれないほどの作品が用意されています。
現在、kindle unlimitedは500万冊が読み放題です。古典であれば、光文社が様々な個展書の和訳本をこのサービスで読めるようにしています。岩波文庫に対抗するためのキャンペーンでしょうか。古典を一気に読みたい人にはおすすめです。
現在、kindle unlimitedは1ヶ月間無料か、3ヶ月で99円というキャンペーンをしています。キャンペーン開始前に、読みたい本をリストアップするとよいです。
このお試し期間が終わる前に、サービスを続けるか決めましょう。継続の場合、月額980円です。私は読みたい本が大体読めたので、やめました。一ヶ月無料プランを選ぶなら、そこでやめれば、費用が全くかかりません。そこはあなた自身の選択です。
お試しはこちらから
オーディブルはプロの声優さんなどが本を読み上げており、その音声が聴き放題のサービスです。現在、20万冊が聴き放題です。スマホのオーディブル・アプリか、アレクサで使えます。
現在、オーディブルも3ヶ月で99円というキャンペーンをしています。こちらも、始める前に、聞きたい作品をリストアップしましょう。期間終了後も継続するなら、月額1500円です。
オーディブルはこちらへ。聞きたい作品を選んで、その作品のページにとぶと、どちらのキャンペーンを利用するかを選択できます。
ちなみに、上述のように、アレクサは目の不自由な方へのプレゼントとしてかなり適していると思います。理由は次のとおりです。
1,本の読み上げをしてくれます。2,音声操作だけで、様々なことをしてくれます。たとえば、現在の時刻や天気予報、タイマー、リマインダー、音声メモの保存、移動手段の検索、ラジオなどでのニュースなど。目が不自由な方だけでなく、小さな子どもがいて手や目が離せない方にも重宝されるでしょう。電気をつけるのも音声だけで可能です。
3,値段がお手頃です。通常は最も安い機種で6千円ほどです。