このマガジンは2024年10月31日に廃刊予定です
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ルイ16世はフランス国王(1754-1793)。フランス王権が衰退していた頃に王位を継承した。数々の改革を試みたが、失敗した。フランス革命が勃発し、当初は立憲王政の改革に賛同した。だが国内・国際問題で国民議会と対立するようになり、反革命の立場に移る。ヴァレンヌ逃亡事件をへて、共和主義者が台頭し、王権を奪われて、王妃のマリー・アントワネットとともにギロチンで処刑された。 ルイ16世(Louis XVI)の生涯 ルイ16世はルイ15世の孫である。幼少期から学問に興味を持ち
マクシミリアン・ロベスピエールはフランスの政治家(1758―1794)。当初は弁護士として活躍した。1789年からのフランス革命の中で、急進的なジャコバン派に属した。ジロンド派を追放して、独裁政治を行った。ダントンらを処刑して、有名な恐怖政治を行った。恐怖政治とはどのようなものだったか、なぜこれに至ったのかなども説明する。マラやダントンとの関係についてもみていく。 マクシミリアン・ロベスピエール(Maximilien Robespierre)の生涯 マクシミリアン・ロ
フランツ2世は神聖ローマ帝国の最後の皇帝(1768-1835:在位は1792-1806年)。オーストリア帝国の創設者でもあり、オーストリア皇帝としてはフランツ1世を名乗った(在位1804-35)。 フランツ2世(Franz Ⅱ)の生涯 フランツ2世は神聖ローマ皇帝レオポルト2世の長男として生まれた。ハプスブルク家の出身である。フランツの生まれた頃、叔父のヨーゼフ2世が皇帝だった。 ヨーゼフは彼自身の母のマリア・テレジアと共同統治を行っていた。フランツはこの叔父のもと