Kingsman1を観て
007はスタイリッシュスパイ映画とすると、kingsmanはwittyポップスパイ映画。
全体的にスパイキッズみたいな映画だった。
良い意味で。スパイキッズはスキ。
敵の狙いが序盤からわかりやすすぎて敵本人も軽薄で薄っぺらいのと、なんか小道具がファンタジーハイテクなかんじなのと、特殊効果が時々ポップだから。
飛び道具からしてポップでファンタジー感ある。
007の小道具にも相当ハイテクなものもあるけどまだ今存在する技術の延長線にありそうなラインだし、見た目もスタイリッシュ。Mが持ってくるやつね。フォームもapple製品にありそうなかんじ。
なんだろう、kingsmanの飛び道具のファンタジー感は、見た目が古めかしい割に機能がありえん便利なあたりなのかも。
エグジーが犬を殺すか殺さないか葛藤するシーンで、エグジーと犬とが交互にアップされるのね。エグジーが唇を噛んで涙目になって震えてて、かたや犬も涙目になってて。ただねついに3回目だかの犬のアップカットで犬が目うるうるさせながら歯を食いしばっててそれは悲鳴&爆笑した。犬が下歯を出して「イ”ー」ってしてるのがなんとも間抜けでふふふと笑わされてしまう。歯がちっちゃいの。しかも地味に人間みたいな歯並びなの。狙ってんだろ!!
a gentleman does become a gentleman from his accent. (シーンとんで)
a gentleman does not become one by showinh off his superiority to others. He becomes one by overcoming his preceding self.
のようなセリフがよかった。
ぽつぽつ印象に残ったこと
・エグジーがトムホランドに似てること
・頭が爆発する描写がポップでクレイジーでおもしろかったこと
・若者たちのトレーニング期間が爽やかだったこと(もっと蹴落とし系かと思ったら結構スタイリッシュに軽やかにおわった)
・エグジーがハリーに「you sicko?!」だの失礼な言動をする時に、ハリーがさらっとまあまて少年てなかんじで受け流したりと、wittyに言い返したり(マ、犬を剥製にしたのか→うん空砲で打った後に家に連れ帰って11年大切に育ててからね?!)、一瞬心外な顔をするんだけど受け流すみたいな(ノックしろよ?!)、いろんなパターンが好きw
・最後のお色気お尻シーン、とその前の「世界を救ったら後ろでいいよ?」みたいな突然のアダルトユーモア
・指導教官が食えないやつでおもろい。強くてポーカーフェイスで愛があって頼りになる!(俺たちでやるしかねぇでと若者を束ねるあの瞬間は惚れた)