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外資系企業で活躍できる人、やめておいた方がいい人、その違いとは?
私自身外資系企業に勤めて18年が経ちました。今現在で5社に勤めてきましたが、やはり外資系企業はそれぞれ独自の文化こそありますが、そこで活躍できる人にはある共通点があると実感しています。その共通点とは一体何なのかについて記事にしたいと思います。
英語にアレルギーがないこと
まず一つ目に特に英語が得意というわけではないが敬遠せずに向き合える人であること。もちろん英語を完璧に話すことができて、さらに読み書きがこなせる人のほうがいいのは間違いありません。しかしいきなり全てできなくても全然通用します。大切なのはたとえ英語ができなくてもそれを自分で理解し、敬遠せずに向き合うことです。特に英語が必要になるのは会社の中枢部門の人たちです。入社してしばらくはそこまでの英語力は求められないことが多いです。その間にしっかりと英語と向き合い、来るべきその時のために努力することができる人になることが最も重要な要素です。
自分の成果をその成果以上にアピールすることができる人
これは著者が最も苦手とする部分です。多くの日本人にとって最も違和感を感じるところかもしれません。極端な言い方をすれば実際は何もしていないのにあたかもその成果は全て自分のおかげだと上長に印象付けることができる人は活躍することができるでしょう。実際私もこういうシーンを多く見かけてきました。何もしていないはずの人がいつの間にか全社を救ったヒーローになっているのです。周りから見ると違和感がありますが、そういう人は会社からの評価と印象が大きく変わり昇進に大きく左右されます。正直私はあまり好きではないのですが外資系で活躍する人は少なからずこういう要素を持ち合わせているのは事実です。
自分の考えを持っている人
新入社員、中堅社員にかかわらずしっかりと自分の考えを持つことが必要です。特に新入社員は遠慮がちになります。教えてもらう立場の頃はある程度仕方ないかもしれませんし謙虚であることは必要です。しかし、それ以上に会社の方針、上長の指示のもと自分はどう考えるのか、そしてどう行動するのかを自分で考えて動くことができる人は活躍できるでしょう。よく言う指示待ち人間にならず、むしろ行動の承認を促すようなアクティブな仕事ができる人のことを指します。さらに私が所属したある会社では会議で発言しない人は会議に出席すべきではないという考え方でした。むしろ時間の無駄なので自分の仕事をすべきということで退出を命じられることもありました。それだけ自分の考えをもち、まずはそれをチーム内で影響力として発揮する事が求められると言う事です。
オープンマインドであること
外資系企業は常に新しく、その時正しいと思われることを実践します。言い方を変えると考えや指示がいきなり変わることが多くあります。特に昨今、先の読めない時代でビジネスを進めていく以上ここはある意味正しいやり方なのかもしれません。具体的に言うと【今まで慣例的に実施していた協賛をいきなり中止する】【今期の予算は全部署一律10%カットにする】【生産性の低い事業から撤退する】【全部署一律で二人をリストラする】【全国に展開している拠点を売却する】全て私自身が経験してきたことです。日本企業ならなかなか踏み切れない思い切った決断をいきなり実行にうつします。それはこの厳しいビジネス状況の中、少しでもビジネスに優位性を保つための優先順位の中決定しなければならない決断でもあります。顧客から反発を買うことも少なくありませんが、こういった会社の決断に対して抵抗しても全く意味がありません。どうすればこの決断をより良い方向に向かわせれるかとオープンマインドに考えれる人になることが求められます。
会社を自己成長の場と捉えることができる人
会社と社員のミスマッチも数多く見てきました。特に最近入社してくる社員によく感じますが、【楽がしたい】【社員同士とにかく仲良く働きたい】【特にプレイベートを優先したい】【とりあえず給料がもらえたらいい】【福利厚生が充実した会社で働きたい】こういった考えをもった人は絶対に外資系企業(だけではないと思いますが)では活躍できません。近年過労死問題などを発端に、こういった風潮があることは理解しますし否定するつもりは全くありません。しかし会社で働く以上まずはその会社にとって必要な人材になる、そしてそう言うマインドを持って仕事に取り組まないと会社が求める成果とのギャップがますます大きくなりストレスがより深刻なものになります。俗に言うミスマッチです。会社に入り、そこを自己成長の場として捉え、どこに行っても活躍できる人材になると言う意識を常に持つことで緊張感が持続します。1日1日を無駄にせず、その日やるべきことを明確にし、しっかりと自己成長を自分でコントロールできる人は活躍できるでしょう。
まとめ
以上いかがだったでしょうか。ざっと私が思いつく5つのPOINTを記載してみました。もちろんこれ以外にもたくさんあります。そしてそれぞれを深掘りすることもできます。POINTは言うまでもなく自分の将来を会社に求めてはいけないということです。自分の人生は自分で切り開いていくものであり、他人から与えてもらうものではありません。それをストレートに実践しているのがもしかすると外資系企業なのかもしれません。同時に最近のベンチャー企業は日本企業でも同じような空気を感じます。よくある終身雇用の仕組みの中、社内政治のみで出世していくような人生は私個人的には絶対にゴメンです。逆に自分のスキルを高め、どこに行っても必要とされる人材になって生きていきたいと思う方は迷わず外資系企業への入社をお勧めします!