ライカビリティ〈好きになられる能力〉について考える!
皆さんこんにちわ!皆さんの周りで誰からも好かれる人はいますか?逆に誰からも好かれていない人はいますか?誰からも好かれる人、誰からも避けられてしまう人、この違いは一体何なんでしょうか。
このライカビリティという言葉は【好き】という言葉の英語の【ライク】と【能力】という意味の英語【アビリティ】が組み合わさった言葉ですが、このライカビリティはどのように高めることができるのか!今日はこの【好きになられる能力=ライカビリティ】について記事にしていきます。
ライカビリティを持つことはどうして重要なのか
これには3つの答えがあります。
①一般的に何かを主張する時、何が正しいかを論理的に主張しても上手くいかないことが多いものです。論理的に正しいことをいくら主張しても相手から嫌われていては受け入れられることはありません。相手から嫌われていてはその相手を動かすことが難しくなってしまいます。
②自分にとって大切なことは自分以外の人によって決められている。例えば恋人をとっても相手が自分と付き合うという選択をしているからこそ付き合うことができます。又、商談においても相手が安く売ってくれることが重要です。会社の評価においても自分を評価をするのは自分ではなく他人です。このように人生の大事なことは自分以外の人によって決められているということです。
③大事なことを決める人は感情で決めています。論理よりも感情を重視しています。嫌いな人に良いことはしたくないですが、好きな人には何かをしてあげたくなります。逆にライカビリティを鍛えられれば人生をコントロールすることができると言ってもいいかもしれません。
人に好かれるためにはどうすればいいのか
この話の結論ですが、人に好かれるためには次の3つが重要と言われており、この3つをされると人は人に好意を持つようです。
「認められる」
「大事にされる」
「気にかけてもらえる」
逆にそれが感じられず満たされなければ好感を持たないのです。この三つを会話の中に盛り込むためにライカビリティを高める話し方についてご紹介してます。
職場のコピー機が壊れてしまったシチュエーションを想像してみてください。修理業者に電話したら「すぐに向かいます」とのこと。
コピー機を早く治せて良かったとホッとしていたものの、数時間待っても来る気配がなく同僚が困り果てています。その同僚にどんな言葉をかけますか?実は会話には主に6つのパターンがあるのです。
①解決策。相手に対して解決策を提示するパターン。この場合だと相手に「電話してみたら」などと声をかけることでしょう。
②無関心。相手や話題に対して無関心な反応するパターンです。「そのうち来ますよ」など投げやりな言葉が無関心にあたります。
③私の話、自分の話が始まるパターン。「私なんかこの前半日も待たされたよ」と自分を主語にして話が始まります。
④反論。否定的な態度で反応してくるパターン。「こんなの遅いうちには入りませんよ」と相手の発言を否定します。
⑤解説。相手や話題に対して解説を始めるパターン。「前の仕事が長引くと遅くなるんだよ」と状況の解説を始めます。
⑥感情。相手の感情に寄り添う。「約束の時間に来ないと困りますよね」と相手の感情に寄り添うのが特徴的です。
この6の会話のバターの中でどのパターンが一番いいと思いましたでしょうか?この中で相手に好かれるための話し方は⑤解決策と⑥感情 2パターンしかありません。
⑤解決策は論理的な発言をしているので会議は議論の場で必要な方です。その事を前進させたり論理的に決定したいときなどに使うのがいいでしょう。⑥感情は相手の感情に寄り添った発言なので、相手は「自分のことを考えてくれている」と嬉しくなります。
好かれる秘訣はズバリ相手の感情に寄り添ったコミュニケーションをとることなのです。
嫌われてしまう3つのタイプとは
①評論家タイプ。なんでも評価したり改善点を指摘するタイプです。色々な物や人に対して分析的な視点で
「これはいい」「これは悪い」
と評価する傾向があります。他人にいいとか悪いとか言われるだけで気分が悪いと思われがちです。評論家になりがちの方は基本的に褒めることを意識してみましょう。また評価を本人から求められた時だけ評価をするのがいいでしょう。
②プロテクトする人。これは自分の非を意地でも認めたくないタイプ。少しでも自分に矛先が向くと自分は悪くない自分のせいじゃないと自分を守り始めます。都合の悪いことに対して質問をするとまず言い訳から入るタイプです。プロテクトしがちな人はまず謝ることを意識するといいでしょう。説明は弁明ではなく、相手の感情を重視することが大事です。
③ぼやきがちな人。誰に対してもネガティブで不満とぼやきをつづける人です。ネガティブなことを言い続ける人と一緒にいても楽しくないものです。ネガティブなことを言いがちな人はプラスの面に目を向けると良いでしょう。マイナスな事を言いたくなる時には3つプラスのことを言い、1つだけマイナスのことを言うぐらいの割合がちょうどいいようです。
ライカビリティを身につけるための4STEP
STEP1:まずはできていないことに気づかない無意識無能な状態。この状態だと大カメリピを下げている話し方をしていることに自分自身が築けない状態です。まずは自分を客観視することによってできていないことに気づくことが大事です。気づくことによってできていないことに気づいてる状態、意識しているけどおって来ない状態になります。
STEP2:ライカビリティを下げる話し方をしているが中々直せずについついネガティブなことを言ってしまう状態。ここからは意識をして反復練習です。同時にいくつものことを意識することはできないので、ひとつだけに集中してみるといいでしょう。例えば今日のランチに行く時に
「相手の感情に寄り添った会話を心がけて話そう!」
くらい具体的に意識してみることが大事です。反復練習をすることでだんだんと意識的にできるようになっていきます。
STEP3:意識して出来るようになる。
STEP4:無意識でできるようになる。
反復練習をし続けることで無意識でライカビリティを高めるような会話をすることが可能となります。
まとめ
人間は感情をもった生き物です。働く上で、又日常生活の中でもこの感情がうまく働くときは最高です。しかしこれがうまく働かないことがあります。友人関係において、恋愛において、仕事の上下関係、同僚との関係、はたまた顧客との関係。様々なシーンにおいてこの感情がぶつかります。
人に好かれるためにはこの感情をうまくコントロールすると同時にそのメカニズムを少なからず意識することが必要ですね。
大風呂敷を広げて「さぁ好かれよう!!」とまで思わなくてともいい人間関係を築くためには少なからず良質なコミュニケーションが不可欠です。
このライカビリティという考え方は普段我々が行っている良質なコミュニケーション形成を論理的に記したものだと認識しましたし一通り知っておくだけで絶対にプラスになると思います。
そういう私も「わかっているんだけどな〜」と思いながら今日の記事を閉めさせていただきます。笑