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#03 「頑張ってる」と決めるのは誰なのか


0. はじめに

ここでは、どの立場にあっても
目標達成を目指す姿勢や、困難に立ち向かう姿勢
「頑張っている」と定義します。

「あなたの努力は足りない」と
評価されたとしても、それは
必ずしも努力の質や量を否定するものではなく、
環境との相性や、期待値の違いによるものだ
という主張です

読者のみなさんが、自身の環境や目指す場所を
改めて考えるきっかけとなれたら幸いです。

1.「頑張ってる」と決めるのは誰なのか

頑張ってるという言葉は、極めて曖昧で
一人一人、意味するものが違うと思います。

しかし、あらゆるコミュニティにおいて
「あの人は頑張ってるね」
「頑張ってないね」と
評価されるのが「現実」です。

私は、複数のアルバイトをやっていましたが
「頑張ってる」と評価された時と、
「頑張っていない」と評価された時がありました。

曖昧な他者評価と、低評価が与える影響
について書いてみたいと思います。
(私の経験に基づくものであり、主観的なものも含まれています。)

2. 他者からの評価

①「頑張っていない」と評価された時

  • 環境:飲食店のキッチン

  • 求められる能力:規定時間内に料理を提供する要領の良さ、調理の正確さ

  • 私の苦手なこと:マルチタスク、オーダーに応じて優先順位をつけること

課題
優先順位を間違えた、非効率な行動
中途半端な状態で放置してしまうこと

レシピを覚えきれていない料理が一つでもあると、
総崩れで、勝手に焦って自滅する。という
ことが多かったように思います。

私の行動
レシピを覚える。
先輩に優先順位の付け方を教えてもらう。
全体の流れを考えてから、行動することを意識する。
使う頻度の高い食材を事前に準備しておく。

結果
オーダー数が少ない時は、問題なく料理を提供できるようになった。
ピーク時の調理は、一年経っても全く余裕を持てず、ボロボロ…。

自分はできてない。という自覚があり、
失敗を恐れるようになると

余計なことを考える。
→時間がなくなって焦る。
→本来考えるべきことを考えられない。
→基本的なところでミスをする。
→なぜそんなミスをするのだ!?と怒られる。

その時の私は、自分なりに考えて頑張っていた。
しかし、この環境で求められること
( = すばやく正確に料理を提供すること)
ができていなかったため、

「仕事ができない人」と評価されていた。

しかしこれは
社員の方が、従業員(私)に
期待していることが
私にとって、難しいことだった。
という意味であって、

「私に価値はない」という意味ではなかったのです。

②「頑張っている」と評価された時

  • 環境:スーパー(主な業務:掃除、値引き)

  • 求められる能力:(ⅰ) 指示された作業を全てこなすこと
            (ⅱ) 値引き時間や割引率を調節し、
            商品を売り切ること

  • 私の得意なこと:(ⅰ) 過去データの分析
            (ex.時間、割引率、各商品の人気度)
            (ⅱ) 試行錯誤し続けること    

スーパーのアルバイトを始めて、半年後には
客数や商品の量に関係なく、
ほとんどの商品を売り切れるようになりました。

「考えること」は、私の得意分野であったため
社員の方の期待値を超えることができました。

環境を選ぶことの大切さ

「仕事ができない人」という評価は、

環境を変えることによって
「仕事ができる人」という評価に変わりました

今自分のいる環境が、
自分の性質と合っていないと感じるのなら
その環境から離れるというのも
一つの方法だと思います。

でも、今いる環境で、
他者に評価してもらいたいと思う場合は
やはり、
「自分から行動すること」が大切だと思います。

自分で考えて行動してみたり、
他者にアドバイスをもらってみたり、
自分が「できることは全てやった。」と思えるまで
頑張ることも、素敵なことだと思います。

3. 本当の自己肯定

「私はよく頑張った。」

上手くできなかったことも、
嫌だった出来事も、
たくさんあったけれど…

それでも私は、
私なりに精一杯頑張った

「過去の自分」を許せた時に、初めて
自分という存在が「味方」になる。

過去は変わらないので、絶対的な味方です。
裏切ることのない「自分の味方」
自分が、自分自身を許す限り、ずっと…。

4. おわりに

他者評価というのは、
どこまでもついてくるもので
無意識のうちに影響されているものだと思います。

けれど、改めて考えてみてほしいのです。
「その評価は本当なのか」と。

他者評価は、
それ自体が正しくない場合もあるし
正しかったとしても、それが全てではない
と私は思います。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます!
みなさんの毎日が、より良くなることを願っています。

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