見出し画像

盲目的な恋と友情【小説感想】

みなさん、こんにちは。
こんばんは。
おはようございます。

読書家ゲーマー女子Vtuberの滝呂冷奈と申します。
よろしくお願いいたします。

本日ご紹介する本は、
辻村深月(Tsujimura Midzuki)先生の「盲目的な恋と友情」です。

盲目的な恋と友情 (新潮文庫) 辻村 深月 https://www.amazon.co.jp/dp/4101388822/ref=cm_sw_r_tw_dp_8GERY673YJNB9JF18W64 @amazonJPより

始めに

この本は、作者の方が好きで、
始めて行く図書館でどんなのがあるか探していた時に、
作者様の名前を見つけて手に取った本です。
それでは、実際の感想を交えて紹介したいと思います。

本編

大学生の蘭花は、元タカラジェンヌの娘で、とても綺麗な女性です。
バイオリン奏者として、オーケストラサークルに所属しており、指揮者に恋をします。
もう一人の主人公は、蘭花と同じサークルで同じくバイオリン奏者の留利絵
大学を卒業した蘭花は留利絵と一緒に暮らし始めます。
蘭花は指揮者に盲目的な恋を、留利絵は蘭花に盲目的な友情を抱きます。
そして、物語が大きく動くのは、指揮者が転落死した時。
実は指揮者がだいぶ狂ってます。
お世話になっている師匠の奥さんと不倫しつつ、蘭花と付き合っていたんです。
不倫が師匠にバレたら蘭花に依存して、夜の営みを撮影した動画を使い、蘭花を自分に縛り付けようとするんです。
つまり、指揮者は女の敵です。最低ですね。おこです。
冒頭で指揮者が死ぬのは分かっていたんですけど、この死の真相が二転三転するのがこの物語の面白い所なのです!

皆さん、多分、留利絵が怪しいと思うのでは無いですか?
 私も思います。

さて、この留利絵がどう動くのか?
その時蘭花は?
それはこれを読んで頂いている皆様の目で確認して頂きたいです。
私はラストのどんでん返しに本当に本当にびっくりして、目を見開いちゃいました。
第1部が蘭花視点。
第2部が留利絵視点。
個人的に好きなのは留利絵視点です。

私は盲目的な恋は経験ありますけど、友情の方は経験無いので、留利絵視点はとても新鮮でした。
同性愛に行かない、友情止まりなのがすごく新鮮なんですよ。

まとめ

決して明るい話では無いので、中々ね、人を選んでしまうかもしれませんが、この方の女性描写が本当にエモいんです。
なので女性にはぜひとも読んで頂きたい。
もちろん男性が読んでも面白いと思います。
正直、留利絵が怖く感じるのは仕方ないと思うのですが、それでも続きが気になって一気に読んでしまうと思いますので、ぜひ読んでください。

終わり

それでは、また次回お会いしましょう
ご清聴ありがとうございました。
ばいばーい。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?