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春のカミーノ

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書籍で好評いただいたエッセイ「星に導かれて巡礼の旅へ」の続編です。熊野の皆地笠をかぶった三羽ガラスが、2019年春のカミーノを歩きます!
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#スピリチュアル

春のカミーノ③ 〜サン=ジャン=ピエ=ド=ポーからオリソンへ

そういえば、3年前のピレネー越えもひどい雨だった。皆地笠(みなちがさ)から滴るしずくを拭…

髙森玲子
3年前
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春のカミーノ④ ~オリソンからピレネー越えへ

昨夜の嵐も巡礼者たちの告白も、すべて夢であったかのような青空だった。カミーノは人生の縮図…

髙森玲子
3年前
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春のカミーノ⑤ 〜ピレネー越えからロンセスバージェスへ

ケルンの十字架のあたりには、巡礼者を惑わす魔物が潜んでいたのだと、私は今でも信じている。…

髙森玲子
3年前
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春のカミーノ⑥ 〜ロンセスバージェスからスビリへ

漢方薬がよく効いたせいか、私は少し寝過ごしてしまった。いや、オスタルの夕食で出された巡礼…

髙森玲子
3年前
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春のカミーノ⑦ ~スビリからパンプローナへ

三日三晩、降り続いた雨はようやく上がった。こんなに降るなんて年に何度もないのよと、宿のお…

髙森玲子
3年前
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春のカミーノ⑧ ~パンプローナからペルドン峠へ

ナバーラ名産パチャランのおかげで二日酔いにはならなかったが、久しぶりに悪夢をみた。意識の…

髙森玲子
3年前
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春のカミーノ⑨ ~プエンテ・ラ・レイナ(王妃の橋)にて

大変残念なことに、プエンテ・ラ・レイナの旧市街は、東西にかなり細長く伸びていた。そして私たちの今夜の宿は、その一番西の外れにあった。 ぺルドン峠で痛めた足を引きずり、やっとのこと目的地にたどり着いた喜びもつかの間──さらに1km以上歩かねばならない不運を呪った。しかしその宿をわざわざ予約したのは私なので、要は自分のせいなのである。 メインストリートのマヨール通りには、中世の時代に建てられたサンティアゴ教会や、石造りの館が立ち並ぶ。窓辺に飾られた花が愛らしい。平時であれば、

春のカミーノ⑩ ~プエンテ・ラ・レイナからエステージャへ

毎度のことながら、私たちはまた飲み過ぎてしまった。締めにナバーラ名産のコケモモ酒、パチャ…

髙森玲子
3年前
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春のカミーノ⑪ ~エステージャからロス・アルコスへ

カミーノ沿いに点在する、無数の町や村の中でも、エステージャはとりわけスピリチュアルな印象…

髙森玲子
3年前
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春のカミーノ⑫ ~ロス・アルコスからビアーナへ

3年前の取材で訪れたときから、ロス・アルコスは気になる村だった。エステージャのようにスピ…

髙森玲子
3年前
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春のカミーノ⑭ ~ログローニョからナヘラへ

古来「星の道」と呼ばれるカミーノで出会い、ともに歩いた人というのは、自分の鏡であり、先生…

髙森玲子
3年前
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春のカミーノ⑮ 最終話 ~ナヘラからサント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダへ

「今日は、先に出発するね」決意をこめた表情でMiwakoが言った。春のカミーノを歩き始めて、11…

髙森玲子
3年前
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