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子どもの詩

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自分の子どもに育てられている大きな子どもの詩です。 子どもの掛けがえのない今を残しておきたいから作ります。いつかのあなたに届くといいな。
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2020年8月の記事一覧

♯家族 止まった空間

♯家族 止まった空間

パパが好きな場所は
いつの間にか家族の場所で
私たちも好きな場所になっていた

今日は雨が降ると分かっていたのに
無理やり来てみたら
やっぱり雨が降ってきて
結局お外では遊べなくなった

上から降ってくるたくさんの雨は
川が流れる音みたい
溜まっていたかもしれない何もかも
一緒に流れていく
いつまでもいつまでも
降り続ける雨は
いつか止むと思っているから
眺めていられる

忙しいの中に流れてしまっ

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♯子ども どっちかだけじゃ

♯子ども どっちかだけじゃ

あなたは今日も口ずさむ
お手てを振りかざして
身体も揺らして
あなたの口から漏れる歌は
あなたみたいに飛び跳ねている

あなたが走り出した
それはパパが帰ってきた合図
誰よりも早く
あなたはパパのところに飛んで行く
勢い余って危ない時は
よくパパに怒られるけど
どんなに怒られたって
あなたは変わらない
いつもやっぱりパパが好き

パパにべったりなあなた
あなたにべったりなパパ
どっちも同じだけど

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♯子ども 見えると見えないの境い目

♯子ども 見えると見えないの境い目

さっきまでのカンカン照りの
ぎっらぎらの太陽が
積乱雲に飲み込まれた
雨が降って降って降って
雷の音もして
それでもまだまだ雨は降り続けて
どこもかしこも水浸し

そんな日のあなたと一緒の帰り道
その時にはもうすっかり空が明るんでいた
雨の痕跡だけが風景にうまく馴染んでいない
あなたは水溜りを踏もうかどうか迷ってやめた

あなたと一緒に見た虹は
見えると見えないの境い目
私はそれを指差したんだけど

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♯子ども 怖い音

♯子ども 怖い音

最近どこからか聞こえてくる物音が怖い
あなたもパパも私も
みんなが怖い音は
クーラーの故障の音だと決め付けていたのに
昨日そうじゃないことが分かって
ますます怖くなった

それでもまだクーラーから聞こえてくることにしている
パパは窓を叩く音だと思っただなんて言うけど
それは却下
隣は建設中の建物に面していて誰もいないはずだし
ここは4階で
音の方の窓にはバルコニーもない

パパがイビキをかいている

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♯子ども あなたがあなたで本当によかった

♯子ども あなたがあなたで本当によかった

今日はいつも以上に大暴れ
そんな元気なあなたがいつも以上に嬉しい
昨日はまだ痛かったね
一昨日は突然のことで
パパも私もびっくりしたよ
まさかの救急外来で
大学病院に22時過ぎに訪れることになるなんて
あなたも想像できなかったでしょうね

帰って寝るのが深夜0時過ぎ
念のため、あなた以外はもう一度お風呂に入ったけど
あなたは痛くてどうしても服が脱げなかった
私はそれでもあなたにお風呂に入って欲しか

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♯子ども 歯形のストロー

♯子ども 歯形のストロー

あなたが使ったストローは
全部先が潰れている
口の部分に歯形がついたストローは
あなたの印

あなたはいつも私と同じものを好む
本当は違うものが欲しかったかもしれないけど
欲しがるのはいつも私と一緒

そんなあなたのジュースは
私のジュースと同じ色をしている
それでもあなたが飲むのは
私のジュース

私と同じ口調で話すあなた
いつまでも私のそばにいてくれればいいのに
今日もそんなことを私は願ってい

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