【イタリアガイド】ヴェネツィアの必ず行くべきおすすめ観光スポット
「水の都ヴェネツィア」の本当の魅力は歴史ではなく、この都市そのものの独特な雰囲気です。ライトアップされた運河沿いを歩けば、まるで映画やドラマの主人公になったような気分に浸れることでしょう。気分に酔いしれたければ、団体ツアーではなく、個人旅行もしくは自由時間が多いツアーを選んでくださいね。
ヴェネツィアの歩き方ポイント
ヴェネツィア旅行の秘訣は、キレイに計画を立てないことです。行きたいスポットを4~5つ決めたら、あとはその方向に向かって迷子になりながら進んでください。グーグルマップにも表示されないような狭い路地を抜けた後、急に現れる古い教会やマリア像との偶然の出会いに感動するはずです。
強くオススメする観光スポットは、サンマルコ広場、アカデミア橋、リアルト橋、サンジョルジョ・マッジョーレ教会、ブラーノ島の5つです。これらは本当に行く価値があり、ブラーノ島を除けば、数時間でこれらを散策することができます。
意外にも、「るるぶ」付録の薄いマップは良い意味で最低限の内容しか書いてないのでおすすめです。行きたいスポット、店をいくつか書き込んでおくことで、スマホの細かい地図と睨めっこせず済むので本当に便利です。
サンマルコ広場
広場の正面にはヴェネツィアで最も壮大かつ有名な教会、”サンマルコ寺院”があり、大鐘楼や時計塔、ドゥカーレ宮など、多くの有名主要スポットがここの広場に集中しています。
18世紀にこの地に侵攻してきたナポレオンも「世界一美しい広場」と絶賛したように、誰もが納得する美しさです。
ルネサンスを迎えた16世紀以降には、このサンマルコ広場は様々な祭りや演劇が催される場となりました。ヴェネツィアを代表する祭りはカーニバルです。貴族も市民も仮面をつけて変装し、身分関係なく盛り上がったのです。
📌最も美しい瞬間のサンマルコ広場を見たいのであれば、この周辺のホテルに宿泊し、朝日が昇ったと同時に訪れて下さい。そこにはほとんど人がいない、特別な広場が姿を現すはずです。そして、この身震いするほどの美しい情景を存分に写真におさめてください。
アカデミア橋
ヴェネツィアの代表的な写真が撮れるこのアカデミア橋はぜひ訪れてください。ヴァポレットでも「ACCADEMIA」という停留所がすぐ近くにあるので、アクセスは簡単です。
この木造のアカデミア橋は本来、リアルト橋と同様に本格的な石造りを目指していましたが、ついに現代まで木造のままとなっています。
ここから眺める大運河、そして象徴的なサルーテ教会はまさに圧巻の景色です。
リアルト橋
リアルトは「高い土地」という言葉に由来し、ヴェネチアはここから誕生したと言われます。12世紀に最初の橋がかけられたと言われていますが、現在の橋は16世紀にかけ替えられたものです。
リアルト橋には2列の商店街が並び、さらにその脇には運河の大パノラマを望めるようなおもしろい仕組みになっています。ヴェネツィアの人々は水辺周囲に気分を高ぶらせるような建物を作るのが本当に上手いのです。
※ヴェネツィアはローマやナポリよりもスリ集団が少ない印象ですが、このリアルト橋だけは被害報告が絶ちません。十分に警戒しながら景色を楽しんでください。
📌このリアルト橋から南にのびる美しい岸辺は、かつてはワインを中心とした物資の荷揚げが盛んだったことから”ワインの岸辺”と呼ばれています。ここは集客に熱心なレストランが多く、お酒と料理を楽しむ観光客で賑わっています。ただし、あなたが美味しい食事を求めるのであれば、ここは避けてください。
ヴェネツィアの目立つ場所に美味いものはありません。むしろ奥まった場所にこそ、本当に行く価値のある店が存在します。
㊙無料トイレスポット
ヴェネツィアにはコンビニがないので、トイレに苦労します。そんな中、リアルト橋付近にほとんど知られていない無料トイレスポットが存在します。それは「T Fondaco dei Tedeschi by DFS」という免税店の最上階に存在します。しかも、トイレ付近に屋上テラスへ出られるルートがあり、ここはヴェネツィアを見渡せる隠れた名スポットとなっています。
タダで用を足せる上にこんな絶景も望める名スポット
サンジョルジョ・マッジョーレ教会
ここは必ず行ってほしい場所です。サンマルコ広場やサルーテ教会、ヴェネツィアの運河全てを一度に見渡す絶景は素晴らしいの一言。
行列に並んで大鐘楼の展望台にいくか、ヴァポレットに乗ってサンジョルジョ・マッジョーレ教会の展望台に行くか迷われているなら、確実に後者をおすすめします。
教会の中は人数は少なく、やや不思議な空気感が漂います(ちょっと怖い雰囲気もあります)。
展望台からの眺め
サンマルコ広場から河岸に沿って左に歩くと「San Marco-San Zaccaria」のヴァポレット停留所があります。そこから5分ほどで到着します。
ヴァポレットの路線、時刻表はACTV公式から確認できます。
展望台手前のエレベーターには6€かかります。
ブラーノ島
ここは世界で最もカラフルな10の場所にランクインしている島です。この島に上陸したらカメラは手放せません。小さな島なので、1時間あれば全て周れます。
「F. te Nove」というヴァポレット乗り場から12番線でブラーノ島まで行きます(片道40分)。おすすめは朝7時に朝食を済ませ、8時のヴァポレットに乗ります。すると店も開いていないため、ほとんど人のいない状態で写真を撮ることができます。
詳しく見たい方はブラーノ島観光公式を日本語訳でみるといいかと思います。
ヴァポレットの時刻表、ルートの詳細はACTV公式から確認してください。
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