見出し画像

「have」と「do」と「be」

「続・ゆっくり、いそげ」(影山知明著・クルミド出版)の中で、とても印象に残ったのは、「have」と「do」と「be」の説明です。

影山さんによると、

人は、幼いころ、「〇〇がほしい」「〇〇を手に入れたい」と「have」で人生の目的地を考える。

少し大人になると、「〇〇をしたい」など、自分の人生の目的地を「やりたいこと(do)」で考えるようになる。夢や目標を問われて、自分が本当にやりたいことは何なのか、を悩んだりする。

夢や目標に向かって、doを継続していく中で、成長することがある。
ただ、夢や目標が達成できない間は、ずっとdoをし続けることになる。

これに対して、「be」は、今、ここにいる私に焦点を当てるものだ。
著者の影山さんは、beを根っこのように捉え、doを樹形のように捉えている。

この説明を読んで、将来へのビジョン(目的)や、目標を考えるとき、haveやdoばかりを頭に浮かべていたことに気が付きました。

「have」や「do」を考える前に、まず、その基盤となる「be」を自分自身に問いたいものです。
「自分が、どうありたいか」を考えると、「ほしい」「やりたい」ものの中に、別になくてもいいもの、取り組まなくてもよいものがあることに気が付きます。すでに手に入れているものがたくさんあることに気がつき、それを活かして、次の何かをしようと思えてきます。

おそらく、「be」は、自分自身に焦点をあてて考えるのに対し、「have」や「do」は、誰かと比較して考えることが多いのかもしれません。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?