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エッセイ

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考えたこと、感じたことを徒然に
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#エッセイ

彼の誕生日を祝い、幸せと自由を感じた週末のこと

土曜日の19時。彼の家に到着した。彼は朝まで男友達と遊んでいたそうなので、遅めの集合。 彼の誕生日には少し早いけど、お互いの都合があうこの日にお祝いすることにした。 ディナーは決めていた。"銀のさら"のお寿司をデリバリーするのだ。 着いてすぐに、ふたりでお寿司を決めて注文した。 お寿司が届くまで1時間弱。 彼がボーナスで買ったというiPadをふたりで開封したりした後、誕生日プレゼントを渡した。 プレゼントは入浴剤がいいと言われていたので、入浴剤ギフトセットを用意した。

年に一度の旅行よりも、日々の平穏を 〜心療内科への通院記録〜

初めて病院に行ってから1ヶ月が過ぎた。 SSRI(選択式セロトニン再取り込み阻害薬・レクサプロ)を服用して3週間経ったあたりから、効果を感じるようになった。 具体的には、落ち込みすぎることがなくなった。 壁にぶつかることがあったとしても、今までのようにどん底まで落ち込むことはなく、ある程度の落ち込みまででストッパーがかかる感じ。 普通の気分の時は今までと変わらない。あくまで落ち込みにくくなっただけだ。 ✳︎ 先生にはこう言われた。 「一般的には、薬によって良い状態

大人っぽく見られたかった22歳の頃の私に

仕事の昼休みにひとりでランチを食べに行った時のこと。近くに座る、女性ふたり組の会話が聞こえた。50代くらいと30代くらいの人だった。 年配の女性のほうが言った。 「20代の頃はよく、自分の年齢を2,3個上に言ってたよ。舐められたくなくてね。30歳をすぎた辺りからは、本当の年齢を言うようになったかな。」 そうか。上にサバを読むという方法もあるのか。 べつに珍しいことではないけど、私は上にサバを読もうと考えたことはなかったので、そんな発想があったのか、と新鮮に感じた。