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【読書感想】いけない/道尾秀介

[ネタバレを含みます]

各章の最後にある写真をみて真相がわかるという、新感覚ミステリー。写真が思ったより難しくて、ぱっと見てよくわからなかったけれど、章を読み直してやっと理解できた。

終章でそれまでの3話の登場人物が出てきて、真相のヒントのような描写もあった。

特に第2章はいかにも道尾さんらしい作品だな、という印象。向日葵の咲かない夏に似ていて、子供が主人公で妄想なのか現実なのかわからなくなる。ホラーじゃないのにどことなく怖い。


◆読了日

2022年8月26日

◆読んだキッカケ

Noteでこの本をお薦めしている記事を見たから。

◆あらすじ

★ラスト1ページですべてがひっくり返る。
話題の超絶ミステリがついに文庫化!
各章の最後のページに挟まれた「写真」には、
物語がががらりと変貌するトリックが仕掛けられていて……。
2度読み確実! あまりの面白さが大反響をもたらした、
道尾秀介渾身の超絶ミステリ。
第一章 「弓投げの崖を見てはいけない」
→自殺の名所が招く痛ましい復讐の連鎖。
第二章 「その話を聞かせてはいけない」
→少年が見たのは殺人現場? それとも……。
第三章 「絵の謎に気づいてはいけない」
→新興宗教の若き女性幹部。本当に自殺か?
終 章 「街の平和を信じてはいけない」
→そして、すべての真実が明らかに……。

◆おすすめポイント

各章の最後にある写真をみて真相がわかるという、新感覚ミステリー。難易度が高かったので、ミステリーを読み慣れている人でも楽しめると思います。私は写真の真相をつかむのが結構難しかったです!最終章でそれまでの登場人物が出てきて話が繋がるのも面白かった。

◆おすすめ度

3/5



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