感情は移り変わっていきます
悲しみや苦しみはがんばって乗り越えなくても大丈夫。
いつか通り過ぎていくので。
人の感情は移り変わっていくものです。
どんなに楽しいことがあったとしても、その喜びは時間とともに薄れていきますよね。それと同じで、悲しみや苦しみもそのときは辛くても、やがて時間とともに薄れていきます。
人生は波のようなものです。
良いことも起これば、悪いことも起こります。
良いことばかりが起こることはないし、悪いことばかりが起こることもないです。悲しいことが起きたら、きっと次は楽しいことが起こります。
わざわざ苦しい思いをしたいという人はいません。できれば、楽しい思いばかりしたいです。だけど、苦しいことを避けようとしても起きてしまうのが人生です。避けようとすると余計辛くなるような気がします。
辛く苦しい体験というのは、そのときは最悪でも、後々振り返ってみると、良い思い出になったりするものです。
なかにはもう二度と味わいたくないということもあるかもしれませんが、それだけ深く記憶に残るという意味では、良い思い出といえるかもしれません。
思い出に残ることって、感情的に大きな出来事だと思います。感情があまり動かない出来事は思い出に残りません。
人生の目的は思い出作りだっていいます。
ということは、楽しい出来事も悲しい出来事も全部引っくるめて思い出です。悲しい思い出があるからこそ、楽しい思い出がより際立ちます。
下手に感情を否定したり、感じないようにしても、感情をなかったことにはできません。どんな感情でも、そのまんまを感じられることが、幸せな人生という感じがします。
だからといって、怒りを感じたらそのまま相手にぶつけるのは違います。感情は行動を起こすエネルギーになるので、感情と行動は結びつきやすいです。
だけど、感情を感じるのと、行動は別です。
そこは分けましょう。
怒りを感じるのが苦手な人っていますが、そういう人は怒りという感情と、怒鳴り散らすという行動が結びついているのかもしれません。怒鳴り散らさなくても、怒りを感じることはできます。
感情と行動を分けられると、もっと素直に感情を感じられるようになるかもしれません。いずれにしても、人の感情は移り変わっていきます。そのときそのときの感情を楽しみながら生きていきましょう。