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心の矢印はどちらに向いているか、いつもチェックしよう

人生はある意味では自分がどう感じるかがすべてです。結局のところ、人は自分のことしか幸せにはできないのかもしれません。自分の心の声を聞いて、まず自分を幸せにしてあげましょう。

だけど、自分の心の声を無視して、自分を犠牲にしてしまうこともあります。そういう生き方って、周りの人からは良い人に思われるかもしれないけれど、自分自身は幸せではないと思います。

周りの人から気の利く人とか、良い人とかって言われるのはたしかに嬉しいけれど、深いところで自分の本音を無視しているとどこか満たされません。海の上で海水を飲むような感じでしょうか。飲めば飲むほど喉が渇いてしまいます。

心の矢印を自分に向けて、自分はどう感じているのか、心の声をきちんと聴いてあげてください。

ただ、心の矢印は自分に向けてばかりでいいのかというと、そういうわけでもありません。

何か新しいことにチャレンジしようとすると、妙に自意識過剰になることがあります。僕がnoteを書こうと思ったときも、「こんなこと書いて変なやつと思われたらどうしよう」とか、「どうせ、こんな文章誰も読んでくれない」とか、こんなことばっか考えていました。

もちろん考えたくて考えているわけではないんですが、自然とそういう方向に向いてしまうんです。心の矢印を自分に向けるのは大切ですが、何事もやり過ぎはよくない。

こういう場合は、矢印を自分ではなくて相手の方に向けた方がいいです。noteを書くのだって、誰かに読んでもらって、誰かの役に立ったり、誰かの心に響いたりしたら嬉しいなという思いはもちろんあります。

実際に僕の文章が誰かの役に立つかどうかはわかりませんが、少なくても心の矢印を相手に向けて、相手のことを思って書くことはできるはずです。

アドラー心理学の名著『嫌われる勇気』に、「自己への執着」を「他者への関心」に切り替えようといったことが書かれていますが、まさにそういうことなんですね。

心の矢印を相手に向けた方がいいというわけではなくて、自分に向けた方がいい場合と、相手に向けた方がいい場合があるような気がします。「今、自分はどちらに心の矢印が向いているか?」普段からそうやって問いかけて、心の矢印の向きを意識することで、人生もまた違った見え方がするかもしれません。



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