瑠璃の部屋282
昨日、11時にお茶の水駅改札口で友人を待っていた。
いつも時間通りにくる友人が到着しない。
良い天気だった、「明日も天気は良いみたいです。でも寒いから暖かくして」という今朝のLINEを、(何間違ってやがる)と思ったのを思い出した。
見返すと、一日間違っていたのは、俺だった。
「間違って、来てしまった。せっかくだからブラつくことにする」とLINEを送った。
明大のリバティハウス(17階食堂)で、食事をした。ちょっと時間が早かったので、学生はまばらだったが、食べ終えて出る頃には学生が大挙して押し寄せていた。
どうしたものかと思案していたが、せっかく来たのだから、友人が提案していたルートでも散策するかと。
山の上ホテルは、改装中
次にルートにあった。皇居。
スマホの案内を元にほうほうの体でたどり着いた頃には、喉がカラカラ。
ダウンコートが暑い。なんなんだこの陽気は?
入り口で
「あの、自動販売機など、中にあるはずがないですよね」
「それが・・・」
(やはり、無いのかな)と思っていたら、にっこりして。
「あるんですよ」
園内マップをくれたのだが、俺の様子を見て心配になったのか。
追いかけてきて、マップに赤印をつけてくれた。
見出しには、皇居東御苑と書いてあった。
園内の休憩所には、自販機どころかWi-Fiまである。
林の中の道を歩いたりして、一旦通り過ぎたけど、何があるんだろうと。汐見坂を、歯を食いしばりながら登った先には芝生でくつろぐ人々の姿と、右手の方にあったのがこれ。何かの冗談だろうか。登る体力なぞ、残ってないが。
これは、ちょっと勘弁してもらおうと。
楽部庁舎の駐車場前で休んでいると「パープー」という音色が、断続的に繰り返される。練習でもしているのだろうが、そこだけ、短く繰り返し続ける。
そこで、友人からLINEが、「今どこ」と。
東京駅で会うことになった。すぐそこのはずなのに、迷った。
友人は、詳しいのだが、俺は皆目分からない。
「見えるところの写真送って」
「スタバあるでしょ?」
そんな感じで合流し。
「有楽町まで足を伸ばして食事にしようか」と友人。
なな、なんとか歩きます。はい。