大学生というブランド
――大学の舞台に幕が下りるまであと数ヶ月。それはつまり、大学生というブランドの賞味期限が近付いているということです。
人生は物語。
どうも横山黎です。
今回は「大学生というブランド」というテーマで話していこうと思います。
📚大学生というブランド
僕は今、大学四年生です。当然のことではありますが、大学生が終わるまであと1年もありません。
#小泉構文
大学入学がコロナ真っ只中だったこともあり、充実した4年間を過ごせたかというと、素直に首を縦に振れない自分がいます。もちろん、コロナだからこその出逢いがあったし、コロナが落ち着いてきた頃から活発的に行動するようになったから、大きく後悔しているわけではありません。
初書籍『Message』を出版することができたし、200冊手売りしてきたし、ビブリオバトルで全国大会に出場して、展示会やって、トークイベントも開催して、公共のラジオに出演することもできました。
たくさんの人と出逢い、たくさんの経験をしてきたんです。
だからこそ、積極的に自分で動くことをしなかった時間があったことを惜しいと思うんです。環境や時代のせいにして怠けていた自分を恨めしく思うんです。
気が付けば、大学の舞台に幕が下りるまであと数ヶ月。それはつまり、大学生というブランドの賞味期限が近付いているということです。
📚全力になれる季節
赤ちゃんが夜に泣いても漏らしてもずっと寝ていても許されるように、小学生が公園を走り回って膝小僧を擦りむいても恋の意味を知らなくても許されるように、中高生がバカやっても大人に憧れて背伸びしても許されるように、大学生は好きなことをとことん追求したり夢を追いかけたり挑戦したりすることが許されるんです。
もちろん、夢を追いかけることはいつからだってできるし、小学生の頃から挑戦することだってできる。でも、お金や時間や世間体を気にせずに全力になれる季節は、大学生だけだと思うんです。
そして、大人たちは全力になっている姿を面白がってくれる、応援してくれるんですよね。
僕の手売りが200冊を超えた理由のなかにはそれが含まれていると思っていて、ただの大学生が本を出して、手売りしているという姿を面白がって、応援してくれたんですよね。中にはそれを口に出してくれる人もいました。
この前の記事にも書いたけれど、大学生(若者)の失敗に大人は興味がないんですよね。用があるのは挑戦している姿。失敗や過ちを恐れずにとりあえず動いてみることが大切であることを最近は強く感じています。
📚「大学生」を着こなす
挑戦してもいい。好きなことを追求したっていい。むしろそれが推奨されている。そんな文化が、大学生というブランドにはあります。
ここ1年くらいはその強みを存分に利用してきましたが、それより以前といえば、あんまり記憶に残っていないほど目立ったことはしていませんでした。あの頃からもっと動いていればよかった。いろんな人と会って、語り合っておけばよかった。そんな風に思うんですよね。
だからこそ。
だからこそ今、賞味期限が近付いてきた今、大学生というブランドを大々的に掲げ、もっと面白がってもらえるように、もっと応援してもらえるように、いろんなことに挑戦すると決めているんです。近い将来、どうせ捨てなければいけないんだから、着れるうちに着こなそう。そういうことです。
そんな風に生きていたら、ひとつの出逢いがまた新しい出逢いを呼び、いろんな人とつながることができました。そして、面白いことをする機会が生まれました。
まず、来週の水曜日、再々来週の水曜日に、ラジオに出演します。実は先日もラジオ出演を果たしたんですが、それとはまた別の番組です。これも人の縁がつくってくれた場所でした。アーカイブは残らないらしいので、リアルタイムで聴くしかないのですが、お時間ある方は是非、聴いてやってください。
【ラジオ詳細】
FMぱるるん水戸×共栄通信工業(株)
「夢」を描くラジオ番組「DREAM DREAM DREAM!!!」
6月14日(水)16:00~17:00
6月28日(水)16:00~17:00
また、今日はさっきまで映画作りのワークショップに行っていました。これもお誘いを受けて急遽飛び入り参加することになったイベントです。
ワークショップ参加者と共にシナリオから撮影まで全部を行い、短編映画を完成させるんです。完成した作品は映画祭に出すそうです。昨年度出品した映画はカンヌワールド映画祭最優秀賞を受賞したそうなので、夢がありますね。
映画のシナリオなんて書いたことないけれど、挑戦することにしました。面白そうだし、夢があるから、「大学生」というブランドを身に付けて、ちょっと頑張ってみます。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
20230604 横山黎