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noteで人生を物語る。
ーー手紙を介したパートナーとの和解も、試験日を間違えた大学受験も、僕が実際に経験した出来事です。それをnoteに綴ったんです。自分の人生を綴った記事で誰かの心を動かすことができているんですよね。
人生は物語。
どうも横山黎です。
作家として本を書いたり、木の家ゲストハウスのマネージャーをしたり、「Dream Dream Dream」という番組でラジオパーソナリティーとして活動したりしています。
今回は「noteで人生を物語る。」というテーマで話していこうと思います。
最近は半年で10個文学賞に挑戦するという目標を掲げたこともあり、毎日コツコツと小説を書いています。締め切りに追われながら、見たい未来に呼ばれながら、滾る情熱に従いながら、思いを紙面に走らせています。
僕は今、茨城県水戸市にある木の家ゲストハウスのマネージャーをしています。市内に8棟ある宿泊施設の管理をしているんです。その仕事の合間を縫って小説を書いているわけです。
ただ、なかなか忙しい。昨日もたくさんのゲストに恵まれました。朝9時くらいから準備を始めて、チェックイン対応して、イレギュラーに対応していって、気が付けば23時を超えていました。
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チェックイン対応が終わり仕事が落ち着いたのでゲストハウスを後にしました。日付が変わる頃、向かったのはパートナーの家です。一昨日の夜、飲み会があって、そのせいで昨日の午前中は二日酔いで、そのまま体調を崩して熱を出したみたいです。
パートナーは僕の職場から車で30分かからないくらいのところに住んでいます。行けない距離じゃないけど、気軽に行こうとは思えない距離です。寝てれば何とかなるだろうし、僕は僕でだいぶ疲労が溜まっていたので迷っていたんですが、結局行くことにしました。
途中のコンビニでマスカットのゼリーとポカリと龍角散の飴を買って、真夜中の道を駆け抜けて行きました。
僕が行ったところで何も変わらなかったかもしれないし、僕が行かなかったところで問題はなかったのかもしれません。ただ、今朝目覚めて、熱が下がったパートナーから「ありがとう」を言われて、この言葉をもらうために昨夜ここに来たんだなと思うことができました。
そんなパートナーとは、先日まで距離を置いていたんです。ひょんなことをきっかけに衝突して、とりあえず距離を置こうかと決めたんです。その蟠りが解けたのが、先日23日のこと。ふたりを繋ぎ止めたのは「手紙」でした。
このことをnoteに綴ったんです。距離を置くことになった経緯、手紙を書いて1ヶ月後に会おうという約束、そして、1ヶ月経って久々に再会したときのこと、涙に濡れた15ヶ月記念日......ありのままを綴りました。
ありがたいことに、僕の周りでこの記事を読んでくれる人がいて、何人かの方からはコメントをいただきました。普段は連絡を取らない高校時代の友達から「これ、好きだわ」とDMがきたり、僕と同じゲストハウスの管理人のかのんくんから「涙が出ちゃいそうです」とコメントをもらったり。
それらを受け、物語のような人生を生きることができている、自分の人生で誰かの心を動かす生き方が少しずつできていると思うことができました。
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僕は20歳のときにnoteを始めました。「人生は物語」という言葉を冒頭に添えて、毎日記事を書いてきました。
「人生は物語」と言い始めてからかれこれ3年くらいになるわけですが、それよりも前から無意識的にそれをモットーとして生きていたから、実際にはもう少し長いはずです。
ひとりの学生がnoteで綴り始めた20歳からの人生は、これまでにも多くのスキをいただき、多くのコメントをいただきました。
そういえば、ちょっと前のことになりますが、僕が1年半前に書いた記事に、温かいコメントが届いたんですよね。
僕は大学受験を失敗しています。第一志望校の二次試験の試験日を間違えてしまったんです。受かる落ちるの話以前に、僕は二次試験を受けずに終わってしまったんです。
当時はめちゃくちゃへこんだし、自分を責めたし、僕を支えてくれた周りの人たちに対する申し訳なさを覚えました。
望まない進学でしたが、茨城大学に入学して、初めて水戸の地に降り立って、右も左も分からない一人暮らしを始めて、それでも自分のやりたいことをやり続けていった先で、まるで想像もしていなかった景色に出逢うことができました。
この道でよかったな、試験日を間違えたけど、水戸に来て正解だったなと振り返ることができました。
以上のようなことをありのままに綴った記事がありまして、そこにこの前コメントをもらったんです。「息子が同じ状況にいます」って。どうしようか迷った先で調べたら、僕の記事に辿り着いたようです。コメントは「勇気をもらいました」という言葉で締められていました。
手紙を介したパートナーとの和解も、試験日を間違えた大学受験も、僕が実際に経験した出来事です。それをnoteに綴ったんです。自分の人生を綴った記事で誰かの心を動かすことができているんですよね。
もちろんフィクションも大好きです。だからこそ、僕は今死に物狂いで小説を書いているし、文学賞を獲りたいと鼻息を荒くしています。
ただ、それよりも用があるのは、人生という物語。それを綴っていくnoteです。きっと死ぬまで僕は自分が経験したことを物語っていくんだろうし、人生を物語る作家で在り続けるんだと思います。
誰かの感動をつくれる人生を綴れるように、これからも「人生は物語」をモットーに掲げて生きていきます。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
20241027 横山黎